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24時間365日対応可能…結構きびしい!AI面接官の面接を受けてみた

3/26(火) 11:54配信

FNN PRIME

好きな時に好きな場所で面接

就職活動の面接は独特の緊張感があるが、面接官がAIだったら、どうだろうか。
徐々に広がりを見せるAI面接。
都内に進学した学生を採用したい地方の企業にもメリットがあるようだ。

【画像】AI面接官の質問はこんな感じ?

AI面接官 
「大学受験や試合やイベントなどで、計画を立て、物事に取り組んだ経験はありますか? 『はい』か『いいえ』でお答えください。」

これは、スマートフォンで面接ができるアプリ「SHaiN」。
AIが面接官で、開発したのは都内の企業「タレントアンドアセスメント」。

開発会社「タレントアンドアセスメント」山崎俊明社長 
「24時間365日いつでも制限時間関係なく、どこでも実施ができる面接です」

この日は、浜松市内の企業を対象に、AI面接の説明会を開いた。

説明会を聞きに来た採用担当者は、
「なかなか中小企業だと、大学卒の求人が難しい状況です」
「遠方の方だと、交通費など私自身も体験して大変でした」などとAI面接の導入に前向きだ。

売り手市場が続く中、県内へのUターン率は38%と5年連続で減少。面接に行く交通費がかかる、他の企業と日程がかぶる、といったマイナス要因もAI面接なら好きな時に好きな場所で面接を受けてもらうことができる。

そこで、テレビ静岡の若山悠介記者もAI面接に挑戦してみた。

質問は最大で100問、約1時間ほど

AI面接官
「学生生活において、特に力を入れてきたことや熱中したことはありますか?」

若山記者 
「勉強や部活動のほかに、趣味でクラシックピアノを習っていました」

AI面接官 
「力を入れて熱中した活動の期間と内容を教えてください」

若山記者 
「10年以上ピアノに力を入れてきました」

AI面接官 
「活動期間と内容についてもう少し詳しく教えてください」

若山記者 
「ずいぶん追求してきますね…」

質問は最大で100問。1時間かかる。
答え方によって、質問が変わったり、深掘りされることも。

表情や答え方、表現力やストレス耐性も判定

そして、後日、採用側に評価レポートが届く。

若山記者
「結構厳しい評価が来ていますね。点数が大幅に低いところがあります。『頭の回転』の項目に『レスポンスが遅く、考え込んでいる』と非常に厳しい意見が書かれていますね…私が面接でしゃべった言葉がすべて文字としてレポートに出てきているんですが、面接中に『難しいですね』と言ったつぶやきのようなものも文字として出てきていて、これが採用側に見られると思うと怖い気持ちになりますね」

今のところ面接結果を分析するのはAIを開発した企業の専門スタッフだが、バイタリティ、柔軟性など7項目が点数化され、表情や答え方から、表現力やストレス耐性も判定される。

AI面接を去年いち早く取り入れた会社が袋井市にある。
導入後、県外からの応募者は2割から3割増えたという。

丸尾興商 丸尾高史社長
「選定にあたってはフェイス トゥー フェイスで最終的に決める予定ですが、一番最初の段階での足切りにおいて、AI面接は有効と感じます」

これまでは一次面接の30分で3人を同時に見る必要があったが、AI面接のおかげで1人にかける時間を多くすることができたという。

丸尾興商の採用担当
「見たいところを評価レポートで重点的に見て、次の面接のときにどこを質問しようかということを見ていきます」

一方、就活中の学生からは賛否両論の意見が…

AI面接に“賛成”の学生 
「人の感じ方で、この人だったら不採用だけど、別の人だったら採用ということもあると思うので、客観的に見られる視点があるという意味ではAI面接は良いのではないかと思います」

“反対”の学生
「自分の良さとかが伝わらなかったりする部分があると思うので、反対です」

採用側も学生側も、AI とうまく付き合うことがお互いのメリットになりそうだ。

(テレビ静岡)

最終更新:3/26(火) 11:54
FNN PRIME

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