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社内で交流を深めたい人たちへ…お酒に頼らないコミュニケーションの方法

3/26(火) 19:01配信

FNN PRIME

友達3~4人だけの飲み会なら流暢にしゃべれるのに、職場の大規模な飲み会になったとたんに話せなくなる人も多いだろう。

大規模な飲み会で“話せない”人はアイコンタクトがいい?

お酒も入って声が大きくなった人を中心に会話が展開する中、自分だけノリきれていないと感じ、来るんじゃなかった…と、大人数の飲み会を敬遠したくなる気持ちも芽生えてしまう。

せっかく参加するのだから、上司や同僚との仲を深めるために、大人数の飲み会を楽しむ方法はないのだろうか。そして、お酒を飲まない人が増えている中、そもそも社内の親睦を深めるために「お酒」は必要なのか。

これまで3000人以上に雑談指導を行ってきたコミュニケーション講師・川島達史さんに、飲み会でのコミュニケーションについて聞いた。

大人数での会話=パン食い競争

――少人数だと話せるのに、大人数の飲み会で話せなくなるのは、なぜなのでしょう?

飲み会で話すのが苦手だと感じる原因は、初速の遅さ。つまり、話すスピードです。

コミュニケーションはパン食い競争です。足が速い人がパンを食べてしまうのと同じように、会話の初速が速い人が話題を独占してしまう傾向があります。初速が速くても気配りができる人は他の人に話を振ってくれますが、初速が速い上に空気が読めない人がいると、その人の独壇場になりがちです。

話す速度を10段階評価し、評価が「10」「7」「7」「5」「5」「3」の6人で飲み会をしたとします。この場合、「10」「7」「7」の3人が会話の大部分を持っていき、「5」「5」「3」の3人はあまり話せないでしょう。

話す速度が遅い人ほど、大規模な飲み会に苦手意識を抱きやすいと思います。

積極的に話せなくても、場にいるだけで意味がある

――飲み会が苦手な人や、話すのが遅いと自覚している人ができる会話のテクニックはありますか?

話す速度は筋力と一緒で、18歳ぐらいまでに基礎ができてしまうので、速くすることは難しいんです。だから、飲み会で話せなくても自分を責めず、落ち込まないことが大事。

その上でできる対策は、話のネタを3つ、参加者に聞きたい質問を3つ用意しておくことです。考えておくと不安感が薄れ、ポジティブな気持ちで参加できるでしょう。ネタを披露することではなく安心材料にすることが目的なので、結果的に考えたものが使えなくてもいいという感覚で臨みましょう。

あと、大勢の前で話すのが苦手な人は、人の目を気にする「公的自己意識」が強い人が多いです。一方、楽しく話せる人は、自分が楽しいかどうかに重きを置く「私的自己意識」が強い傾向があります。「公的自己意識」が強いと、あらゆるコミュニケーションが嫌になってしまうので、多少は自分勝手に話した方が気疲れしないと思います。

――とはいっても、意識を変えて自ら話し始めるのは、ハードルが高い気がします。

すぐには実践できないですよね。もっとも簡単な会話のコツは、アイコンタクトです。上越教育大学の青山康郎氏・戸北凱惟氏が行った「発話を促す話し合いの場に関する研究―アイコンタクトに着目して―」では、参加者と目が合う量が多い人ほど、発話数が高いことがわかっています。

人より顔を5cm前に出して、話している人の目を見ながら、楽しそうに相槌を打つだけで、話を振ってもらいやすくなります。

たとえあまり話せなかったとしても、その場にいるだけで役に立っていることもあります。初速が速い人だけが集まっていると、まとまりにくいですが、ゆったり話す人が1人いるだけで、場に安心感が生まれます。初速の速い人達の承認欲求も満たされるので、意外と重要なポジションなんですよ。

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最終更新:3/26(火) 19:01
FNN PRIME

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