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米民主党、「プランB」で前進へー「共謀なし」とのモラー氏結論で

3/26(火) 1:26配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 2016年米大統領選へのロシア介入疑惑を捜査したモラー特別検察官による最終報告書は、トランプ大統領への壊滅的な打撃になると期待していた民主党にとって予想外の結果だった。さらに、民主党は捜査中に一貫してモラー氏の公正性を擁護してきたこともあり、トランプ陣営とロシアとの共謀の証拠はないとする結論に異議を唱える余地はほとんどない。

だが民主党は、20年大統領選に向けたトランプ氏の勢いを弱めるため、1年10カ月に及ぶモラー氏の捜査が終了する前から既に「プランB」の下で動いている。過半数を握る下院の委員会が主導する調査だ。

下院司法委員会のナドラー委員長は24日、ニューヨークでの記者会見で、「われわれは法の支配を守るため、司法妨害や権力乱用、汚職の調査を続け前に進む。それがわれわれの仕事だ」と説明。「特別検察官より責務の範囲は広い」と述べた。

ただこの戦略は民主党にとってリスクも伴う。特にモラー氏が捜査を完了したことで、トランプ氏の調査に関する話題に有権者が嫌気を示す可能性があるためだ。さらに、調査を続けることで、昨年の中間選挙での下院奪回を後押ししたヘルスケア問題といったアジェンダの存在が薄くなる恐れもある。

ホワイトハウスのサンダース報道官は25日、NBCテレビの番組「トゥデー」で、モラー氏の最終報告書について「2年間にわたる納税者の時間と資金の無駄使い」だったとし、「捜査が終了したことで、前進して本当に重要なことに集中できることを誰もが非常に喜んでいる」と述べた。

ナドラー委員長は、バー司法長官がモラー氏の報告書の要旨を議会に提出してから1時間たたずして、特に司法妨害での訴追請求を行わないとの報告内容の解釈を巡る「司法省での非常に懸念される食い違いと判断」に関して、司法委がバー長官を証人として喚問する考えを表明した。

ナドラー氏は、モラー氏が明らかにした証拠が司法妨害に関してトランプ大統領の潔白を結論付けていないことを踏まえると、バー長官の結論は答えよりも疑問を生じさせると指摘した。

原題:Democrats Move On to Plan B With Mueller Finding No Collusion(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Billy House

最終更新:3/26(火) 1:26
Bloomberg

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