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英下院、離脱「プランB」探る投票を27日実施-首相主導権失う

3/26(火) 7:52配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 英下院は25日夜、メイ首相が欧州連合(EU)と取り決めた離脱合意案の代案に関する一連の拘束力のない投票を実施する案を賛成329、反対302で可決した。離脱案を3度目の採決に持ち込むには十分な支持がなお得られていないと首相は認めており、EU離脱プロセスの主導権を議会が握ることになる。

与党保守党のオリバー・レトウィン議員が提出した修正案は、27日の立法議案の主導権を一般議員に認めるもので、再国民投票やEUとの関税同盟への残留、合意なき離脱、離脱撤回も含む「プランB」の選択肢について、支持表明の機会が議員らに与えられる。

「インディカティブ・ボート」と呼ばれる一連の投票によって、できるだけ多くの選択肢の支持動向を同時に探ることが可能になる。政府を拘束するものではないが、レトウィン議員や修正案に署名した100人余りの議員らは、EU離脱の今後の進路を議会主導で決めることを期待している。

離脱の代案はどれも過半数の賛成が得られない可能性もあるが、幾つか支持されることもあり得る。メイ首相は投票結果に従わない権利を留保するとしており、首相報道官は達成不可能な案を議会が支持する可能性を反映していると説明した。

メイ政権の政務担当者のうちリチャード・ハリントン氏など3人が首相の方針に反する投票を行うために辞任した。BBCのジャーナリストのツイートによれば、ハリントン氏はレトウィン議員の修正案に賛成票を投じるために辞めたと語った。

メイ首相は自らの離脱案を週内に3度目の下院採決に付すため、支持拡大を引き続き目指しているが、成功の見込みは極めて小さくなったと考えられる。

関係者の1人によれば、与党保守党内の欧州連合(EU)懐疑派で構成する「ヨーロピアン・リサーチ・グループ(ERG )」のリーダー、ジェイコブ・リースモッグ議員は、25日夜のERGの会合で、メイ政権を閣外協力でを支えてきた北アイルランドのプロテスタント強硬派、民主統一党(DUP)が承諾するのであれば、メイ首相の離脱案を支持する用意があると述べた。だが、そのためにはDUPの方針が大きく転換することが前提となる。

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最終更新:3/26(火) 16:23
Bloomberg

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