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第91回選抜高校野球 球児の未来、見据え指導

3/27(水) 2:47配信

センバツLIVE!

 <センバツ高校野球>

 センバツ初出場で勝利を挙げた筑陽学園の江口祐司監督(56)は、コーチ時代を含め30年以上の指導歴がある。「選手にとって高校野球は通過点」という考えを柱に据える。

 福岡・西日本短大付のコーチとして新庄剛志さん(47)=元米大リーグ、メッツなど、筑陽学園の監督としては長野久義(34)=広島=らを指導したが、特筆すべきは全国的な強豪ではない同校でも社会人まで野球を続けている選手が多くいることだ。OBの九州の社会人選手から、入社の理由を「監督が高校の時から『社会人まで必ず続けなさい』と言っていたから」と聞いたことがある。

 実際の選手育成もその思いが素地にある。今チームでは、いずれも3年の西雄大、西舘昂汰、菅井一輝各投手を「特別な存在は作らない」と平等に競い合わせた。トレーニングにおいても体格に合った鍛え方を求めている。また、保健体育教諭として担任を受け持ち、掃除など日常生活の大切さを説く。社会人の選手が多いのもそういった「人間性」が評価されている証左だ。

 ともすれば勝利至上主義になりがちな近年の高校野球界。選手の将来を考えた指導者のチームが勝ち上がることで注目を集めてほしい。【生野貴紀】

最終更新:3/27(水) 2:47
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