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全国でこんなに違う「敷金」「礼金」「更新料」 多い・少ないのはどこ?

3/27(水) 12:55配信

ねとらぼ

 春は就職・進学や転勤など新生活が始まるのに合わせ、マンションなど賃貸住宅への入居が活発になります。契約する時に「敷金」や「礼金」を支払いますが、地域によってその設定が大きく異なるのはご存じですか? 敷金が必要で、家賃の2カ月以上を求められる物件が多い地域がある一方、敷金なし物件が普通という地域もあるなど、その事情はいろいろです。

【敷金・礼金・更新料が多い地域】

 敷金は、退去する際に現状回復するための費用としてあらかじめ預けておくお金です。物件を傷つけたりせずに利用していれば退去時に返還してもらえるはずですが、返ってくる金額で大家さんともめたという話もよく聞きますね。礼金は大家さんに支払うお礼のお金です。このほか、契約を更新する時に支払う「更新料」もあります。

 こうしたお金(一時金ともいいます)は「家賃の○カ月分」として設定されますが、どの程度要求されるのかは地域によってかなりの違いがあります。全国の約18万戸のマンションを調べたという調査結果から実態をみてみましょう。これは、不動産賃貸管理会社の東急住宅リースと、不動産テックのダイヤモンドメディアが、賃料査定システム「スマート賃料査定」を活用して調査したものです。

敷金

 全国で見ると、敷金あり物件の割合は53.4%と、敷金の有無は半々に近いようです。敷金あり物件の場合、その設定金額は平均1.44カ月でした。「保証会社の広まりによって滞納リスクが低下し、全国的に減少傾向が見られる」といいます。

 都道府県別に見ると、 敷金あり物件の割合が高いトップ3のは(1)福井県(88.7%)(2)広島県(84.7%)(3)山形県(84.0%)。敷金あり物件の設定月数は(1)広島県(2.30カ月)(2)愛媛県(2.23カ月)(3)長崎県(2.18カ月)の順。両方に入った広島県は敷金あり物件が多く、設定月数も多いということになりますね。

 反対に、敷金あり物件が少ないのは(1)大阪府(21.3%)(2)福岡県(22.3%)(3)徳島県(29.6%)。敷金あり物件の設定月数では(1)奈良県(0.99カ月)(2)北海道(1.04カ月)(3)京都府(1.16カ月)が少ないトップ3でした。

 敷金は近畿地方で少ないことが知られています。近畿地方では「敷引」(関西地方中心の慣習で、退去時に返金されない一時金)から礼金へと商慣習が変化しており、「敷金を設定するよりも礼金を高く設定するようになったためだと考えられます」(調査結果より)。実際、次に見る礼金は近畿地方で高い傾向にあります。

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最終更新:3/27(水) 12:55
ねとらぼ

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