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投資信託は初心者におすすめとはいうけれど・・・デメリットはあるの?

3/27(水) 7:30配信

Sodan[ソダン]

一口に資産運用といっても、定期預金や外貨預金、株式投資など、じつにさまざまな種類があります。そのため、これから資産運用を始めるにあたってどれを選べば良いのか悩んでしまいますよね。そのなかでも投資信託は、資産運用初心者にもおすすめの金融商品の1つといわれています。とはいえ、デメリットが全くないわけではありません。今回は、ファイナンシャルプランナーの平原直樹(所属:ブロードマインド株式会社)が、投資信託のデメリットについて解説いたします。

■投資信託にはどんなデメリットがあるの?

投資信託は少額から始めることができ、投資を始めるまでの手続きも比較的簡単なうえ、運用自体はファンドマネージャーに任せることができるため、資産運用初心者にもおすすめです。その一方で、大きく3つのデメリットがありますので、以下でそれぞれみていきましょう。

1.元本保証ではない

投資信託は、証券会社だけでなく私たちが普段利用している銀行など、身近なところで始めることができますが、あくまでも「投資商品」であることに変わりはありません。そのため、「ローリスク・ローリターン」から「ハイリスク・ハイリターン」まで幅広い商品がありますが、基本的には元本保証ではないという点に注意が必要です。金融機関が紹介した商品=元本保証と思っている方もいまだに一定数いらっしゃいますが、「預金とは異なる金融商品」ということを忘れてはいけませんね。

最近では、「10年後には元本を保証する」といった投資信託も誕生しました。しかし、10年という運用期間を考えると、その間の利息分は実質損失ともいえます。やはり、投資信託は価格変動のリスクがある(=元本保証ではない)ということをしっかりと理解した上で購入するようにしましょう。

2.コスト(販売手数料・信託報酬)がかかる

投資信託は、購入時には販売手数料、運用期間中には信託報酬というコストが発生することも知っておく必要があります。商品にもよりますが、販売手数料は最高で4%程度必要となり、リスクが高い商品ほど販売手数料も高くなる傾向にあります。また販売手数料は、販売の対価として支払うものなので、投資信託購入時のみ必要となります。一方、信託報酬は0.5~2%程度かかることが一般的です。信託報酬は管理手数料と呼ばれたりもしますが、投資信託を管理してもらうことの対価として支払うもので、当該投資信託を保有している期間中ずっと必要となります。

ただ、販売手数料や信託報酬といったコストが高い投資信託が、必ずしも悪い投資信託というわけではありませんし、その逆もまた然りです。そう思うと、コスト以上に収益が見込める商品であれば、手数料の多寡は問うべきではないのかもしれませんね。とはいえ、コストが高いとその分収益が下がることに間違いはありませんので、コストがいくらかかるのは事前に確認しておくと良いでしょう。

なお最近では、販売手数料がかからない「ノーロード投信」も増えてきています。少しでも手数料の安い商品を希望する場合は、ノーロード投信もチェックしてみてください!

3.リアルタイムでの売買ができない

投資の原則は「安く買って・高く売る」ことですので、「いくらで買うのか?」と「いくらで売るのか?」は非常に重要なポイントといえます。しかし、投資信託の場合はリアルタイムでの売買ができないというデメリットもあります。

株式投資の株価にあたるものを、投資信託では基準価格と呼びます。株価は株式市場が開いている期間中リアルタイムで変動しますが、投資信託の基準価格は1日につき1価格となります。では、いつ基準価格が決まるのか?というと、当日の夕方です。言い換えると、その日の当該投資信託の基準価格は、夕方まで決定されていないということです。そのため、日中に投資信託の売却注文を出したタイミングでは、「基準価格がいくらなのか?(=いくらで売れるのか?)」がわからないということですね。

また、15時を過ぎた売却注文は翌日扱いとなり、翌日の基準価格で売却されることになります。購入(申込)に関しても同様です。購入注文を出したタイミングでは、まだ当日の基準価格が決定しておりません。結果、いくらで買えたのか?も購入タイミングではわからないということになります。
さて、金額を指定して注文することを指値注文といいます。指値注文ができないということは、取引タイミングでは利益額がわからないということですので、短期的に小さい利ザヤを稼ぎにくいということになります。このことから、個人的には短期的に利ザヤを稼ぐという点からは使いにくい商品であると思っています。

いかがでしたでしょうか?投資信託は、資産運用初心者でも始めやすい商品である一方、リスクやコストなどのデメリットを事前に知っておかないと、扱いにくい商品にもなり得るといえます。これは投資信託に限らずいえることですが、資産運用を始める際はしっかりとメリット・デメリットを理解したうえで始めることが大切ですね。次回は投資信託の選び方について解説いたしますので、併せてご覧になってみてください!

最終更新:3/27(水) 7:30
Sodan[ソダン]

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