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<若葉消防署セクハラ問題>処分消防士は飲酒監督者 不祥事予防のはずが… 責任署長は横滑り異動

3/27(水) 11:52配信

千葉日報オンライン

 昨年9月に若葉消防署の送別会で起きた女性職員へのセクハラ問題で、千葉市消防局は26日、処分された男性消防士が送別会の管理監督を任されていたにもかかわらず、セクハラ行為を行っていたことを明らかにした。同消防署は問題発覚以降、職場を挙げての飲み会を禁止。新年度から不祥事防止策検討委がまとめた対策に取り組むが、不祥事撲滅は実現できるのか-

 同局によると、同消防署はハラスメントの研修を受けたことをきっかけに、2017年度、職員の飲酒時のルールを独自に設定。飲み過ぎや騒ぎ過ぎを注意する「エチケットリーダー」を随時任命し、不祥事防止に取り組んできた。しかし、昨年9月の送別会で女性職員へのセクハラ行為に及んだ男性消防士は同リーダー当人だった。

 問題を受け、同消防署は送別会などの飲み会を当面禁じた上、同ルールを改定。今後は同リーダーを係長以上の職員に必ず任せるとしている。

 同局は同消防署で不祥事が頻発している原因について「管理職員のマネジメント不足が課題。職員間のコミュニケーション不足も一因という指摘もあった。組織が抱えていた課題が若葉消防署で顕在化してしまった」と言及。今後は風通しの良い職場環境づくりに力を入れるとした。

 一方、一連の問題で消防長口頭注意と訓戒を受けた福留順一若葉消防署長が4月1日付で稲毛消防署長に異動。同局は「不祥事が起きたことも考慮した上での異動」としているが、実質“おとがめなし”の人事となっている。

 石塚正徳消防局長は「短期間に連続して不祥事が起きたことは間違いなく、責任を重く受け止めている」とした上で、「(若葉消防署長は)不祥事に対し、前向きにできる限りの対応をした。異動先でも署長の職責を果たし、組織を引っ張ってもらう。統率力は一定のレベルに達していると認識している」と釈明した。石塚局長は31日付で退職する。

最終更新:3/27(水) 11:56
千葉日報オンライン

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