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アロンソがフェラーリF1で”無冠”だった一因は、その性格にあり? モンテゼモロ元会長が示唆「シューマッハーやラウダとは違う」

3/28(木) 19:46配信

motorsport.com 日本版

 フェルナンド・アロンソは、2010年から2014年までの5年間フェラーリに在籍。そのうち2シーズンをランキング2位で終えた。しかし、レッドブルとメルセデスが立ちはだかったことにより、タイトル獲得を果たすことはできなかった。

【写真】アロンソ陣営はウェーバーを警戒しすぎ、タイトルを逃した|2010年アブダビGP

 当時、フェラーリの会長を務めていたのは、ルカ・ディ・モンテゼモロである。モンテゼモロは、当時のフェラーリは競争力が低く、アロンソにとっては不運だったと指摘。そしてその一方で、ミハエル・シューマッハーやニキ・ラウダのような性格を持ち合わせていなかったと語った。

「第一に、正直に言って当時は、レッドブルが2000年代前半のフェラーリのように強かった。そんな時にフェラーリにいたのは、アロンソにとって不運なことだった」

 モンテゼモロは、F1の公式ポッドキャストでそう語った。

「第2に、こういうことはあまり言いたくはないが、彼はただ不運だった。彼は2012年には、ブラジルGP(最終戦)でチャンピオンを逃した。セバスチャン(ベッテル/当時レッドブル)は1周目に、(ブルーノ)セナ(当時ウイリアムズ)と接触したんだがね」

「また2010年には、最終戦(アブダビGP)でチームが大きなミスを犯した。4位でフィニッシュすれば、それで十分だったんだ。でも、我々はやはり最終戦でチャンピオンを逃した」

「3番目に言うべきは、彼の性格だ。ミハエルや、おそらくニキとの最大の違いは、彼がアロンソだったということだ」

「勝った時には、彼は満足する。しかし勝てなければ、それはチームの責任であり、彼は不満に思う。彼はミハエルやニキほど、チームに溶け込んでいなかったんだ」

「難しい時期には、特にそうだった。うまくいっている時、チームと親密に接するのは、難しいことじゃないがね」

 F1は公式ツイッターで、このモンテゼモロの発言を取り上げた。するとアロンソがこれに反応。「会長がそんなこと言うはずない」と主張した。

 モンテゼモロはアロンソを、ベッテルやルイス・ハミルトンと並び、現代で最高のドライバーのひとりであると評価する。また、レースパフォーマンスについては、シューマッハーにさえ近いと語る。

「レースでのアロンソは、素晴らしいドライバーだ。かつてはそうだったし、今もそうだ」

 そうモンテゼモロは語る。

「彼は自身のミスではない形で、チャンピオンシップを失った」

「普通の状況なら、つまり2010年にチームがミスを犯さず、2012年にはベッテルにものすごい幸運が飛び込んで来なければ、彼がタイトルを獲ったはずだ」

「もし彼が、そのうちひとつでもチャンピオンを獲っていたのなら、今日我々は、何か違うことを話していただろう」

「アロンソは長年にわたって最高のマシンを手にできていなかったにも関わらず、チャンピオンを獲ることができた……そんなことを話していただろうね」

 フェラーリにおけるアロンソの後継者であり、4度の世界チャンピオンに輝いたベッテルも、これまでのところタイトルを獲得できていない。

 ベッテルと契約を交わしたのもモンテゼモロだが、彼はベッテルがチームに加わる前にフェラーリを去った。そのため、ベッテルについてはあまり語りたくないとしつつも「ある瞬間には、十分な冷静さが足りないかもしれない」と語った。

「外から見た私の感想を言えば……外から見たときには、間違った印象を持つこともあるが……彼は速く、素晴らしい人物だ。そしてフェラーリを愛し、その責任をしっかりと理解しているようだ」

「しかしおそらく、彼は時々、強さを持てていないことがあるように思う」

Scott Mitchell

最終更新:3/28(木) 19:46
motorsport.com 日本版

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