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ドイツ企業と提携、明電舎が電動車の試験システムで攻める!

3/29(金) 15:03配信

日刊工業新聞電子版

明電舎の試験システム(同社公式ページより)

 明電舎は、電動車用試験システム事業で独FEVと近く業務提携する。明電舎の試験機にFEVの専用ソフトウエアを組み込み、自動車メーカーなどに販売する。シミュレーション技術を活用した開発手法「モデルベース開発(MBD)」に対応するため、モーターなど電動車のパワートレーン開発を効率化できる。2021年3月期に約6億円の売り上げを見込む。

 独FEVの日本法人と契約を結び、明電舎が4月から電動車用試験システムを販売する。同システムはFEVのソフトと組み合わせモーターなどパワートレーンの試作品と車両のパーツデータを連動できるのが特徴。パワトレの試作を搭載した車両をコンピューター上で再現し、性能評価できる。試作品を何度も検証せずにすみ、開発期間の短縮やコスト削減につながる。

 7月には明電舎の太田事業所(群馬県太田市)内に同システムを導入する計画で、性能試験の受託サービスの提供も始める。

 MBDはシミュレーション技術を駆使し、車載システムの開発を効率化する手法で、電動車の開発にもMBDを採用する企業が増えている。こうした動きに対応し、FEVの最新ソフトを使って電動車向けの新たな試験システムを提供する。

 明電舎は自動車関連事業で走行性能を評価するダイナモメーターなどの試験システムを手がける。FEVは自動車開発受託会社の世界大手でエンジンなどパワートレーンの開発支援が主力。明電舎の販路を活用し、日本事業を拡大する。

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