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「科学支える人材、急激に減少」=大学危機訴えシンポ-東京

3/31(日) 18:28配信

時事通信

 大学の予算削減により、教育研究の土台が弱体化していると訴える研究者らでつくる「大学の危機をのりこえ、明日を拓(ひら)くフォーラム」が31日、東京都内でシンポジウムを開いた。

 呼び掛け人の一人でノーベル物理学賞受賞者の梶田隆章東京大宇宙線研究所長は講演で、大学の運営費交付金が減らされ任期付き教員が増えた結果、博士課程に進学する学生が大きく減ったと指摘。「科学技術で世界に伍(ご)していかねばならないのに、支えていく人材が急激にいなくなっている」と主張した。

 大学改革のせいで研究時間が減ったのに、成果が減ったとしてさらに改革を求められる「負のスパイラル」があると話し、「いつまでも選択と集中、改革と言っていると、本当に取り返しがつかなくなる」と訴えた。

 山本健慈和歌山大前学長も、地方の国立大の運営資金の切迫などを紹介し、「学術、教育の裾野を支える地方国立大の崩壊は、日本の高等教育全体の崩壊につながる」と警鐘を鳴らした。 

最終更新:3/31(日) 18:36
時事通信

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