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第91回選抜高校野球 変わる、投手起用

4/3(水) 3:01配信

センバツLIVE!

 <センバツ高校野球>

 継投が明暗を分けた。準決勝の習志野(千葉)-明豊(大分)。習志野が山内-飯塚のリレーをほぼ予定通り完成させたのに対し、明豊は3-3の七回途中から登板した2番手投手が八回に打ち込まれた。それでも、全4試合を継投で臨んだ明豊の川崎絢平監督は試合後に「(継投は)世の中の流れ。先発完投は頭になかった」と振り返った。

 「複数投手制」といった言葉を耳にするようになって久しい。平成最初の第61回大会(1989年)は「エース頼み」の時代で、優勝の東邦、準優勝の上宮ともにエースが全5試合を投げ切った。大会を通しての完投数は40。これに対し、今大会の完投数は25(準決勝終了時点)で、8強の全チームが複数の投手を登板させた。打撃力の向上もあり、複数投手を擁していないと上位に勝ち進むことが難しくなっている。

 それでも、継投が勝敗を分ける試合を見ると、投手起用の難しさを改めて感じる。監督にとって継投は勇気のいることだろうし、複数投手育成は簡単ではないだろう。日本高校野球連盟は今大会を前に「投手の障害予防に関する有識者会議」の発足を決め、球数制限や連投などについて科学的なデータや知見を含めて検討する。議論の行く先がどうなるか分からないが、指導者たちは率先して「勇気」と「育成力」を磨いてほしいと思う。【長宗拓弥】

最終更新:4/3(水) 3:01
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