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Amazonベゾス不倫騒動と、サウジ記者殺害をつなげる「デジタル監視」の実態

4/4(木) 7:30配信

ITmedia ビジネスオンライン

 米ネット通販大手Amazon.com(アマゾン)の創業者であるジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)が、25年連れ添った妻マッケンジーとの離婚を発表したのは2019年1月のことだった。

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 離婚発表後、ベゾスには不倫疑惑が浮上し、それが離婚の原因だと報じられたことで大騒動となったことは、この連載でも既報の通りである(関連記事:アマゾンのベゾスCEO、不倫脅迫騒動があぶり出す「デジタル時代の危うさ」)。また当時、一連の不倫疑惑記事に、ベゾスが不倫相手とやりとりしたとされるプライベートなメッセージなどが引用されていたことから、この話はさらに別の問題に発展していった。ベゾスは個人的に捜査チームを結成し、これらのメッセージがなぜ流出したのかについて、調査を開始していた。

 あれから数カ月――。この問題が今、壮大な国際問題に発展しそうな気配になっている。

 資産総額1600億ドル(約18兆円)を誇る、世界で最も成功しているビジネスパーソンであるベゾスの周辺では、一体何が起きているのか。その実態は、私たちが非常に恐ろしい時代に暮らしていることを示唆している。この話をめぐる事の顛末(てんまつ)と、今後この騒動はどう展開していきそうなのか、その行方を探ってみたい。

 まず簡単にベゾスの離婚騒動についておさらいする。ベゾスが離婚を発表すると、すぐに米タブロイド紙のナショナル・エンクワイアラー紙が、ベゾスが既婚者である元テレビ番組司会者とダブル不倫状態にあったと報じた。同紙は、ベゾスが離婚を発表する前の4カ月間に渡って、ベゾスの不倫旅行などを追いかけており、デートの写真などさまざまな証拠を集めていた。

 それだけではない。日本の芸能スキャンダルでもよくあるが、ベゾスがプライベートで不倫相手に送ったメッセージなども同紙は入手していた。それらの情報をまとめて、ベゾスの離婚後すぐに、記事として公表した。ちなみに、ベゾスが送ったメッセージには、例えば「愛してるよ、元気なキミ。私の体と唇、目で、いかにキミを愛しているか、もうすぐに見せてあげるよ」といったものまであった。

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