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バイオリンの中の“鉱物ジオラマ”に反響、制作者明かすコンセプトは“明け方の夢”

4/4(木) 6:30配信

オリコン

 試薬瓶、電球、アンティークグッズなどに鉱物標本とジオラマを閉じ込め、独自の世界観を表現した“鉱物ジオラマ”。どこか懐かしさを感じるその作品は、極力加工はせず天然のままの鉱物を使用しているとのこと。そんな鉱物ジオラマを制作しているのは、「時計荘」というブランド名で活動している島津さゆりさんだ。鉱物標本を眺めて暮らしたいという純粋な気持ちから作品制作を始めたと語る彼女に、鉱物ジオラマ制作にかける想いやこだわり、その魅力などを聞いた。

【写真】え、こんなところにも!?「鉱物ジオラマ」の神秘的なミクロの世界 ほか作品集

■鉱物を守るために密閉も、「閉じ込められた世界が愛おしい」

――鉱物に興味を持ったきっかけを教えてください。

【島津さゆり】小学2年生の頃、家族で博物館に行った際に蛍石の美しさに見とれていると、学芸員さんが「この石はね、火で炙ると蛍みたいに光るから蛍石というんだよ」と教えてくれました。その話があまりにも印象的で、両親にねだってミュージアムショップでお土産に小さな蛍石の八面体を買ってもらいました。そこから特に鉱物が好きになり、自分でもささやかな収集をするようになりました。

――鉱物を使って作品を作ろうと思ったきっかけは何ですか?

【島津さゆり】結婚して子どもが生まれてからは目に付くところに鉱物を置くことは難しくなり、しまっていました。しかし、辛い気持ちになったとき、ふと鉱物コレクションを思い出し眺めていると、疲れて冷え切った心が優しい気持ちになっていくのを感じました。そこから、「飾っておけば、疲れたときすぐ眺めることができる」と思うようになり、コレクションを飾るようになったのがきっかけです。

――「鉱物ジオラマ」全体のコンセプトは何ですか?

【島津さゆり】「明け方に見た気のする夢の光景」というコンセプトで作っています。夢の中では誰もが平等に自由です。一人きりで静かに楽しめて、目が覚めた時少しばかり気持ちが楽になれるものを作って行きたいと願っています。

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最終更新:4/6(土) 3:25
オリコン

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