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北朝鮮に軽油密輸か 「瀬取り」疑いの韓国船調査

4/4(木) 12:02配信

西日本新聞

 韓国籍の船舶が北朝鮮船舶に海上で積み荷を移し替える「瀬取り」を行ったとして、国連安全保障理事会による制裁決議違反の疑いで昨年10月から釜山港に留め置かれていることが分かった。複数の韓国メディアが3日、韓国外務省筋の話として伝えた。韓国船が同容疑で港に留め置かれるのは初めてという。

 聯合ニュースによると、韓国船は2017年に東シナ海の公海上で2隻の北朝鮮船舶に計約4320トンの軽油を渡した疑いがある。捜査当局の調べに対し、船会社側は容疑を認めており、韓国政府は米国や国連安保理と船舶の取り扱いについて協議している。ほかに北朝鮮の石炭を運搬した疑いのある韓国以外の第三国の船舶3隻も韓国内の港に留め置かれている。

 米国は3月21日、瀬取りに使われたとみられる中国やロシア、韓国などの船舶や寄港地の実名を公表。米沿岸警備隊の警備艦を韓国沖に投入するなど瀬取りの監視活動を強化している。2月末の米朝首脳再会談後、米国は北朝鮮への制裁続行を鮮明にしており、韓国内では一連の動きについて、韓国の北朝鮮政策や瀬取り監視を中途半端とみなす米国の「事実上の警告」(朝鮮日報)との見方も出ている。このため、11日にワシントンで予定される米韓首脳会談で、米側が国連安保理決議の履行を強く求める可能性もある。

 北朝鮮による瀬取りを巡っては、石油精製品の密輸入が大幅に増加したと指摘されている。

西日本新聞社

最終更新:4/17(水) 14:24
西日本新聞

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