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府勢の戦い 平安、集中力で8強 福知山成美、経験糧に次へ /京都

4/5(金) 15:12配信

センバツLIVE!

 <センバツ2019>

 熱戦の続いた第91回選抜高校野球大会は、東邦(愛知)の優勝で幕を閉じた。府内から選出された龍谷大平安は2度の延長戦を戦って2勝して3年ぶりのベスト8進出、福知山成美は接戦の末1回戦で敗退。それぞれが新たな足跡を残した。

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 2校の試合に共通していたのは粘りは見事だったが、頂点まで勝ち上がる力強さには欠けた点だ。

 龍谷大平安の原田英彦監督は準々決勝を前に「練習でできないことが、試合でできるわけがないという常識を覆された」と苦笑した。秋の公式戦10試合で14失策。開幕前の甲子園練習でもノックを捕球できない選手が続出し「ハチャメチャ。最低の練習だった」と監督を嘆かせた。

 ところが試合になると集中力を発揮し、1、2回戦は無失策。昨秋6失策の三塁・奥村真大選手(2年)が難しいゴロに迷わず前に出てさばき、中堅・中島大輔選手(3年)はホームを背にして大飛球を捕球し失点を防いだ。

 何より大きかったのは左腕・野沢秀伍投手(3年)の成長だ。1回戦は中盤まで再三得点圏に走者を進められる苦しい展開だったが、勝負所で冬場に磨いてきた速球を内角に投げ込み、先制を許さず十一回を完封した。2回戦は12安打を許しながらも四球は九回の一つのみという制球重視で1失点。無失点の好投を続けた橋本幸樹投手(3年)を七回途中から救援した準々決勝も、十一回に大会初の失策が絡んでサヨナラの1点を奪われるまでスコアボードにゼロを並べた。24回1/3を投げて防御率0・37。大会屈指の好投手だったことは間違いない。

 一方で打線は奥村選手や三尾健太郎選手(3年)の勝負強さは光ったが、3試合で長打4本はやや物足りない。ベスト4の各校はすべて試合を左右する本塁打を放っており、打力の差が8強の壁になった感は否めなかった。

 福知山成美は小橋翔大投手(3年)が奪三振1ながら、粘り強く打たせて取り3失点完投。神内秦選手(3年)の2点適時打で1度は逆転したが、中盤以降は打線が沈黙。九州王者・筑陽学園の威圧感に押されて競り負けた。

 今後に控える春夏の府大会なども貴重な経験を得た両校を軸に展開するだろうが、勝ち抜くには打力の強化が不可欠となりそうだ。【矢倉健次】

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 ◇今センバツでの京都勢戦績

【龍谷大平安】

1回戦 (11)2-0津田学園(三重)

2回戦     9-1盛岡大付(岩手)

準々決勝(11)0-1明豊(大分)

【福知山成美】

1回戦  2-3筑陽学園(福岡)

 ※カッコ内数字は延長回数

最終更新:4/5(金) 15:56
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