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社員30人で年商10億を達成 骨伝導技術で世界に挑むベンチャー、BoCoを支える「クラウドERP」とは

4/5(金) 10:39配信

ITmedia エンタープライズ

 「クラウドERPは、競争力を強化する必須ワザだ」──こう話すのは、独自の骨伝導技術を武器にグローバル市場に挑む社員30人規模のベンチャー企業、BoCoの謝 端明代表取締役社長だ。ネバダ州ラスベガスで開催されているNetSuiteの年次ユーザーカンファレンス「SuiteWorld 2019」で話を聞いた。

NetSuiteのジェイソン・メイナード上級副社長

 人と音の関係は、150年前にエジソンが発明した蓄音機によって劇的に豊かになったが、デジタルの時代となった今もスピーカーが空気を震わせるところは変わらない。最近は、イヤフォンで大きな音を長時間聴くことによる、いわゆる“スマホ難聴”のリスクが大きな社会課題にもなりつつある。2019年2月にはWHO(世界保健機関)が「12歳から35歳までの若者のほぼ半数にあたる11億人が、難聴になる恐れがある」と警告したばかりだ。

 そんなデジタル時代だからこその社会課題に、独自の技術と優れたものづくりで取り組んでいるのが、2015年に創業したばかりのBoCo。その社名も「骨伝導」の英語、Bone Conductionが由来だ。

 「鼓膜に負担を掛けずに聴ける骨伝導の技術によって、スマホ難聴のリスクを低減できるだけでなく、生まれつき難聴の人たちも聴力を取り戻せる。骨伝導で聴くという選択肢を提供することで、全ての人と音の関係をもっと良いものに変えていける」と謝氏は話す。同社にとって“北極星”ともいえる創業時からのビジョンだ。

 BoCoのコア技術は、直径わずか10ミリという小さな円柱型の骨伝導デバイスと、それを高い品質で量産する技術だ。その小さなサイズのおかけで、耳たぶや耳の裏、こめかみといった、さまざまな箇所から音の振動を伝え、耳をふさがずに音楽を聴く骨伝導イヤフォンシリーズ「earsopen」が生まれた。

 これまでにない全く新しいearsopenは一躍注目を浴び、カルチュア・コンビニエンス・クラブが運営するクラウドファンディングサイトで7600人から1億円の支援を得る記録的な大ヒットとなった。間もなく第1世代のシリーズがフルラインでそろうのを機に、家電量販店を中心に全国約1000店舗で販売が始まる他、中国、韓国には子会社を設立し、グローバル展開も本格化させるという。

 「2019年8月に締める本年度の売り上げは10億だが、次年度は5倍を目指し、海外比率も7割に引き上げる」と謝氏は意気込む。

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