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【箱根への道】小指卓也が早大に進学 父の東農大・小指徹監督と親子で駅伝ライバル

4/6(土) 12:04配信

スポーツ報知

 学生長距離界に新たな風が吹く。1月の都道府県駅伝で福島県チームの初優勝に貢献した小指(こざす)卓也(学法石川高)がこの春、早大に進学。父は東農大の小指徹監督(54)で、昨年11月に就任した“新人監督”は6年ぶりの本戦復帰に意気込んでいる。大学駅伝界で初めて父子でライバルとなる2人をはじめ、王者・東海大や巻き返しに燃える東洋大など、新入生の動向に迫った。

 伝統のエンジにWのジャージー。レース中のりりしい表情とは対照的な柔らかな笑みをたたえながら、小指は口を開いた。

 「箱根駅伝を見ると、いつも早大は強かった。自然とひかれて、憧れていました」

 高校進学時も、早実が選択肢にあった。しかし「自分の走りで認めてもらうのが一番」と福島・学法石川高の3年間にかけた。インターハイ出場こそ逃したが、昨年の全国高校駅伝では2区区間賞の快走で3位入賞に貢献。都道府県駅伝でも1区4位と全国トップクラスの力を示した。

 「高校での3年間は、県大会で入賞するよりも、チーム内のメンバー争いの方が厳しかった。でも、早大では、きっとそれ以上になる。ライバルに困らない環境は、自分を成長させてくれる」

 今年の箱根駅伝で12位に沈み、13年ぶりにシード権を失った伝統校。予選会(東京・立川、10月26日)では父・徹監督が率いる東農大がライバルになる。早大進学へ背中を押してくれた父に感謝しつつ、負けられない思いもある。

 「(同じ大学で)一緒にやるより、僕の思いを尊重してくれたことはうれしかった。でも、予選会で東農大に負けていては、本戦でのシード権も遠のく」

 母校の先輩である東洋大・相沢晃(4年)や明大・阿部弘輝(4年)、中大・田母神一喜(4年)らは各チームの主将を務める。背中を追いかけつつ、勝負の時へ準備を進める。

 「まずは距離に対応できる土台作りをしていきたい。すぐに活躍できるほど甘い世界ではないが、箱根駅伝では1、2区を任せてもらえるような選手になりたい。『W』を背負うからには、恥ずかしくない結果を出す」

 すでに覚悟は十分。名門復活へ、頼もしいルーキーが現れた。(太田 涼)

 ◆小指 卓也(こざす・たくや)2000年9月12日、群馬・太田市生まれ。18歳。幼少時から水泳に取り組み、休泊中では陸上との二刀流に挑戦。1年時には両種目でジュニア五輪に出場し、背泳ぎで19位、1500メートルで5位。2年以降は陸上に専念。福島・学法石川高に進み、3年連続で全国高校駅伝に出場。自己記録は1500メートル3分54秒18、5000メートル14分9秒37。家族は両親と兄、姉。姉・有未は実業団・埼玉医科大AC所属の現役ランナー。174センチ、59キロ。

最終更新:4/7(日) 11:50
スポーツ報知

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