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井上大仁、打倒アフリカ勢 15日ボストン・マラソン 仮想MGC&五輪

4/5(金) 12:20配信

西日本スポーツ

 アフリカ勢と真っ向勝負!! 15日のボストン・マラソンに出場する三菱日立パワーシステムズ(MHPS)の井上大仁(26)が4日、長崎市内で取材に応じ、日本勢としては昨年の川内優輝(あいおいニッセイ同和損害保険)に続く優勝を目標に掲げた。2時間4~5分台の自己記録を持つアフリカ勢が数多く参戦するが、来年の東京五輪を見据える井上は“前哨戦”として先頭集団での勝負を予告。世界の強豪に競り勝ち、9月の五輪選考会「グランドチャンピオンシップ(MGC)」に弾みをつける青写真を描いた。

【写真】アジア大会男子マラソンで、金メダルを胸に日の丸を掲げる井上

 井上が恒例のビッグマウスをさく裂させた。「世界のレベルにもまれる中で勝ち切れたら。タイムより優勝争いに絡む」

 ボストンは昨年悪天候を味方につけた川内が日本人として31年ぶりに優勝したが、毎年世界の強豪がひしめくハイレベルのレース。今年も昨秋のアムステルダムを制したローレンス・チェロノ(ケニア)やニューヨークシティー覇者のレリサ・デシサ(エチオピア)ら2時間4分台の記録を持つアフリカ勢が多数エントリーしているが、井上が狙うのは、あくまで頂点だ。

 42・195キロを走るのは、マラソンで初優勝した昨夏のジャカルタ・アジア大会以来。東京五輪と同じくペースメーカーがつかない中での駆け引きを体感するのが狙いだが、もう一つボストンを選んだ理由がある。井上は30キロすぎから待ち受ける高低差30メートル以上の厳しい上り坂に注目。「MGCや東京五輪のコースも最後に坂がある。上りは人よりちょっと我慢できるぐらいだけど、ボストンで走れれば後半に強くなれる」と自信をつける狙いだ。

 2年前の世界選手権前もアフリカ勢相手の真っ向勝負を宣言したが、26位と惨敗。「タイムを気にしすぎて周りに引っかき回され、リズムが取れなかった。今回は自分の感覚でしっかりつき、集団の流れに乗る」。昨秋の八王子ロングディスタンスで1万メートルの自己記録を更新(27分56秒27)し、3月の玉名ハーフマラソンで優勝。MHPSの黒木純監督は「走りに力みがなくなり、スピードの感覚が上がった」と進化を認める。

 金メダル宣言をして臨んだ昨夏のアジア大会で優勝し「それまでは1番の味を知らなかったけど、勝ちたいという欲が出てきた」と実感。後半の粘りにつながったと自覚する。アフリカ勢に競り勝ち、東京五輪代表争いで本命に躍り出る。

西日本スポーツ

最終更新:4/5(金) 12:20
西日本スポーツ

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