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欧州に7万円台の5Gスマホを投入、2019年のXiaomiは「脱中国」「脱低価格」

4/7(日) 11:36配信

ITmedia Mobile

 復活を遂げたXiaomiが2018年の決算を発表した。「インターネット企業」という呼称を自ら掲げる同社だが、事業の柱は今でもスマートフォンだ。そのスマートフォンも多角展開が軌道に乗り始め、好調な結果を示している。Xiaomiが2019年に狙っているのは、先進国市場の本格展開だ。

中国のスマートフォンシェア

5Gスマホが7万円台! 先進国でシェアアップを一気に狙う

 「『Mi MIX 3 5G』は599ユーロ(約7万5000円)で5月に発売」。2018年2月24日、MWC19 Barcelonaの会期前日に行われたXiaomiの発表会で、同社のWang Xiangシニアバイスプレジデントが同社初の5Gスマートフォンの価格をアナウンスすると、会場を埋め尽くしていた世界中のメディアやパートナー関係者の間から大きな歓声が上がった。Xiaomiのグローバル事業のトップであるXiang氏が5Gスマートフォンの投入を欧州から行うと発表したことも大きなトピックだ。

 5G対応のスマートフォンは、Mi MIX 3 5Gが発表された24日の午前中までにSamsung Electronicsの「Galaxy S10 5G」が公式にアナウンスされた唯一の製品だった。韓国での価格は256GBモデルが139万ウォン(約13万6000円)、512GBモデルは155万ウォン(約15万2000円)という。Mi MIX 3 5Gと比べると、最大で2倍ほど高い。

 ところがXiaomiの5Gスマートフォンは、その約半額の価格なのだ。もちろんスペックの違いはあるものの、通信モデムはQualcommのX50、プロセッサはSnapdragon 855と最高のものを搭載している。Xiaomiが初めてスマートフォンを市場に投入したときの「性能はiPhoneやGalaxyと変わらず、価格は半分」という特長を、5Gモデルでも実現したのだ。

 そしてこのMi MIX 3 5Gは欧州市場の5G開始に合わせて発売される。Xiaomiはこれまで中国でハイエンドモデルを投入後、グローバル市場へ展開してきた。Mi MIX 3 5Gと同時にバルセロナで発表されたフラグシップモデル「Mi 9」もその4日前、2月20日に北京で発表会が先に行われている。しかしMi MIX 3 5Gは中国の5G開始を待たずに、先に5Gを開始する市場に積極的に投入されるのである。

 中国の5Gサービス開始は順調にいっても2019年後半以降とまだ先だ。中国で5Gが始まるときにはHuawei、OPPO、Vivo、OnePlus、ZTEなど中国各社がこぞって5Gスマートフォンを投入するだろう。家電のハイセンスやコンカも5G端末を開発中であり、サービス開始と同時に5Gスマートフォンの販売競争も激しくなることが予想される。

 Xiaomiがどんなにいい製品を出しても、市場の話題はHuaweiの折りたたみ型5Gスマートフォン「Mate X」になることは目に見えている。Xiaomiの発表会から数時間後にMate Xを発表したHuaweiの5Gスマートフォンの展開戦略は「したたか」という言葉がぴったりなほど、中国市場を意識したものといえる。

 一方、海外市場に目を向けると、2019年上半期に登場する5GスマートフォンはSamsungの「Galaxy S10 5G」とMotorolaの合体モジュール「5G mod」を接続できるスマートフォン程度だ。LGやZTEの端末も上半期に間に合うかもしれないが、製品の種類は多くない。しかも各社の5Gスマートフォンは1000ドルを超える価格になるだろう。

 Xiaomiがライバルと見ているHuaweiは、上半期に「Mate 20」の5G版を投入予定だが、ベースとなるMate 20の価格を考えると、これも価格帯は他社と変わらないだろう。フランスの通信事業者、Orangeはこれまでも自社ブランドの低価格スマートフォンを出しており、5Gスマートフォンも投入予定だが、「努力して1000ユーロを切る程度の価格にしたい」とMWC19 Barcelonaのブース担当者は話していた。

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最終更新:4/7(日) 11:36
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