ここから本文です

男子100キロ超級・原沢、気迫の復活 3年ぶり2度目V/柔道全日本選抜体重別

4/7(日) 11:52配信

西日本スポーツ

 ◆全日本選抜柔道体重別選手権第1日 男子100キロ超級(6日・福岡国際センター)

【写真】3年ぶりの優勝を飾った原沢

 6日に福岡市の福岡国際センターであった柔道の全日本選抜体重別選手権第1日は、2016年リオデジャネイロ五輪銀メダルで男子100キロ超級で昨年の世界選手権3位の原沢久喜(百五銀行)が3年ぶり2度目の復活Vを果たした。決勝は日大の後輩の佐藤和哉(日本製鉄)を延長の末に相手の反則負けで3年ぶりの優勝を決めた。同100キロ級は羽賀龍之介(旭化成)=宮崎県延岡市出身=が初優勝。90キロ級は向翔一郎(ALSOK)が2年ぶりの頂点に立った。

■日大の後輩撃破

 冷静に勝利をつかみ、頂点に立った。10分21秒の熱戦を指導3の反則勝ちで制した原沢は「反省の多い試合だったが、どういう状況でも我慢して闘い抜けたのは一つの収穫」と3年ぶり2度目の優勝をかみしめた。

 「決勝で当たるといいなと話しながら、本当はやりたくなかった」という日大の後輩で手の内を知り尽くす佐藤を相手にした決勝。延長戦に入り互いに指導2になった後、内股や小内刈り、大内刈りで積極的に攻め、気迫で勝利をもぎとった。

 グランドスラム(GS)大阪とGSパリ3位の影浦、前回覇者の小川がともに初戦敗退する中、初戦はリオデジャネイロ五輪の代表を争った七戸を大内刈りで技ありを奪って優勢勝ち。「初戦から簡単に投げることはできないと覚悟した上で、一つでも多く技をかける意識だった」と経験という“貯金”を武器に順調に駒を進めていった。

■「経験」生かした

 この大会を制した2016年はリオデジャネイロ五輪で銀メダルを獲得。だが、17年の世界選手権で初戦敗退を喫した後、心身の疲労で休養を余儀なくされた。日本中央競馬会を18年に退社し、同年4月からフリーに。20年東京五輪を前にした今年4月に百五銀行(三重県)と契約した。「応援してくれる方が増え、新たに気が引き締まった思いで闘えた」と新天地での声援も力に変える。

 東京五輪を28歳で迎える。「若い選手に追われる立場になっている。リオの時ほど若くないが、勢いと、何が何でもやってやる気持ちは大事にしたい」。再び世界の頂点を目指し、飛躍する準備が整った。

    ◇      ◇

 小川雄勢(男子100キロ超級の前回覇者が初戦敗退)「試合前の調整不足が大きな敗因。(代表について)今は何も考えられない。厳しいが、最後まで諦めず勝ちにいきたい」

 王子谷剛志(3度の全日本覇者は男子100キロ超級の準決勝で原沢に敗れる)「1回戦で右すねを痛めたが、アクシデントはつきもの。その中で勝てないと日本一、世界一にはなれません。弱い部分が出ました」

 七戸龍(2016年リオデジャネイロ五輪の男子100キロ超級代表を争った原沢に初戦敗退)「負けたのは技の選択ミス。全日本選手権で勝たないと間違いなく先はない。気持ちを切り替えるしかない」

西日本スポーツ

最終更新:4/7(日) 12:02
西日本スポーツ

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事