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ソフトB「一発病」再発で今季初の連敗 2戦7被弾、ミランダKO“4悲弾”

4/7(日) 12:01配信

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク3-7ロッテ(6日・ヤフオクドーム)

 開幕から快調に滑り出していた首位福岡ソフトバンクに「一発病」が再発した。先発のアリエル・ミランダ投手(30)が4発を浴びて3回をもたずに7失点KO。チームは前日5日の3被弾に続く連日の一発攻勢に沈み、今季初の連敗で開幕3カード目にして初の負け越しも決まった。昨季の12球団ワーストの被弾数を苦い教訓に「一発病」の撲滅を誓っていた今季。打線をけん引していたジュリスベル・グラシアル内野手(33)も左脇腹を痛めて離脱するなど、投打に不安要素が浮かび上がってきた。

【写真】感情爆発 ほえるミランダ

 得意の「空中戦」でやり込められた。ミランダが炎上したのは同点の3回だった。1死から初回に先制弾を浴びた加藤に、再び初球を狙われた。スライダーを捉えられると、打球は左翼ポール際へ消えていった。伏兵の2打席連発にドームは一瞬静まりかえった。

 勢いに乗ったロッテ打線を止められない。前日5日に2本塁打を放った中村奨に右翼テラス席への5号ソロを浴びると、1死一塁からレアードに左翼スタンドへの6号2ランを浴び万事休す。ドラ1ルーキー藤原にはプロ初タイムリーまで献上する始末だった。

 昨年7月に来日以降、登板8試合で3被本塁打だった左腕にとって、1試合4被弾は当然自己ワースト。7失点で自己最短の2回2/3で降板し初黒星を喫した。「今日の投球は情けないし、チームやファンに申し訳ない」。今季初登板だった3月30日西武戦も5回4失点。2試合連続で振るわなかった左腕からは反省の弁が口を突いた。

 昨季リーグ2位に甘んじたチームは、打撃陣が17年ぶりの大台となる202本塁打を量産する一方、投手陣は12球団ワーストの163本塁打を浴びた。リーグ優勝奪回の鍵の一つとして「一発病」の撲滅に取り組んできたはずだった。皮肉にも昨季12球団最少のシーズン78本塁打だったロッテ打線によって「一発病」が再び引き起こされた形だ。

 ここ2試合で計7被弾。手痛いのは、そのうちの4発が2人の打者にいずれも初球を連発で放り込まれたことだ。5日に2打席連発を食らった中村奨には外角球を右翼席に運ばれた後、内角球を引っ張られた。この日連発の加藤には直球を打たれた後、初球スライダーを狙われた。工藤監督は「同じバッターに打たれるっていうのはね…。打たれた次の打席の初球っていうところは、やっぱり慎重にいかないと」と苦言を呈した。

 「初球、初球はあり得ない。冷静さが足りないと言われてしまうし、危機管理をもっと勉強しないと」と森ヘッドコーチも猛省を求める。首脳陣の厳しい指摘に甲斐は「2日続けて打たれたことは、しっかり受け止めないといけない」と反省した。

 試合前に左脇腹を痛めたグラシアルが出場選手登録を抹消された影響もあり、迫力を欠いた打線は3得点。開幕間際まで外国人枠を巡ってうれしい悩みに頭を抱えていたのも、もう過去の話だ。今季初の連敗は、開幕ダッシュを決めたチームの投打に暗い影を落とした。

西日本スポーツ

最終更新:4/7(日) 12:08
西日本スポーツ

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