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平成最後の死闘、一二三が敗れるも代表入り 選抜体重別

4/7(日) 17:22配信

西日本スポーツ

 ◆全日本選抜柔道体重別選手権最終日 男子66キロ級(7日・福岡国際センター)

 世界選手権2連覇中の阿部一二三(日体大)が決勝で来年の東京五輪出場を争う丸山城志郎(ミキハウス)に計13分23秒に及ぶ闘いの末に敗れた。

【写真】男子66キロ級で優勝を逃し、表彰式後にメダルを外す阿部一二三

 試合は阿部優位のまま、4分間を終えて延長に突入。延長では阿部の技ありが取り消される場面もあったが、丸山が内股で攻め立て、受けが強い阿部が耐える展開が増えていった。場外際の攻防で両者が場外の看板にぶつかるシーンもあった平成最後にふさわしい大会史上に残る死闘。最後は丸山がともえ投げの形に持ち込んで技ありを奪って終わり、阿部は畳に大の字に倒れ込んだ。決まり技は「浮き技」。試合が終わった瞬間、場内に丸山の雄たけびと2人をたたえる万雷の拍手が響いた。

 丸山は場内インタビューで「意地と意地のぶつかり合い。気持ちの上でも僕が上と皆さんに見ていただいた」と勝利を誇った。

 ともに世界一を狙える2人の評価は甲乙付けがたく、全日本柔道連盟は世界選手権(8月25日開幕・日本武道館)の代表に丸山、阿部をともに選出。日本男子の井上康生監督は「お互い(の力)を出し、観客の皆さんも盛り上がり、私も試合を見ながら一ファンとして楽しませてもらった」と名勝負を高く評価した。

 左脇腹にテーピングをする手負いの状態で決勝に臨んでいた阿部は「あと一歩が足りなかった。これを一つの壁だと思って、乗り越えて東京五輪を目指したい」と力を込めた。本当の決着は2020年東京五輪の代表争いまで持ち越された。

西日本スポーツ

最終更新:4/8(月) 12:27
西日本スポーツ

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