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100円ショップの材料で作るドローン科学工作

4/8(月) 11:00配信

アスキー

「ドローンが飛ぶしくみ」をテーマとした、子ども向け科学実験教室を開催しました。今回は教室の様子と、そのときに作ったドローンの科学工作を解説します。

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 先日、「ドローンが飛ぶしくみ」をテーマとした、子ども向け科学実験教室を開催しました。A.L.I. Technologiesにトイドローンをご提供いただき、実際に飛ばして原理を学ぶプログラムです。
 
 そこで今回は、プログラムのなかで子どもたちにレクチャーした科学実験や、100円ショップの材料でできるドローン科学工作などをご紹介したいと思います。
 
ドローンが飛ぶ仕組みに触れよう!
 教室ではドローンについたプロペラが、空気の流れを生み出して飛んでいることを知るために、身近な材料でできるプロペラを飛ばす科学工作をしました。材料はこちら!
 
【材料】
・紙コップ×2
・割りばし×1
・つまようじ×2
・工作用紙×1
・タコ糸×1
 
【使用する道具】
・ビニールテープ
・セロハンテープ
・はさみ
・のり
・ボールペン
 
 今回使用する材料および道具は、すべて100円ショップで揃えることができます。
 
作り方
 四角く切った工作用紙を紙コップの底にのりで貼って補強し、ボールペンで工作用紙と紙コップの底に穴をあけたものを2つ作ります。
 
 割りばしの先端につまようじを2本セロハンテープで貼り付けます。つまようじは先端が少し飛び出るくらいにします。
 
 底に穴をあけた2つの紙コップをビニールテープでくっつけ、つまようじを貼り付けた割りばしを穴にとおします。割りばしが不自由なく回転することを確認し、回転しにくい場合は、穴を広げてください。
 
 割りばしのつまようじが付いていない方にタコ糸を結びます。セロハンテープでしっかりと固定します。
 
 工作用紙でプロペラを作ります。試したい形に自由に切り、真ん中につまようじの幅に合わせた2つの穴をボールペンであけます。
 
 割りばし先端のつまようじにプロペラの2つの穴を刺して、完成です!
 
 つまようじにプロペラを取り付け、タコ糸を20回ほどぐるぐる巻いて引っ張ると、割りばしが回転してプロペラが回り、プロペラが遠くまで勢いよく飛んでいきます。科学実験教室では、それぞれプロペラを好きな形にアレンジし、誰が最もよく飛ぶかを競っていました。
 
 プロペラをひねってみたら飛び方は変わるのか、プロペラの枚数を増やしたらどうか、プロペラを左右非対称の形(例えばイチゴ)にしたら飛ぶのかなど、参加した子どもたちは自由に試行錯誤していました。
 
 「見て! こんなプロペラの形にしたら飛んだよー!」と元気に報告してくれる子もいて、とてもうれしかったです。子どもたちの「こうしたらもっと飛びそう」というアイデアが勉強にもなりました。みなさんも、お家でも簡単に作ることができますので、ぜひ試してみてください!
 
実際にトイドローンを飛ばしてみよう!
 プロペラが回ると空気の流れができてドローンが飛ぶということを知ったうえで、提供いただいたトイドローンを実際に飛ばし、ひとりひとりに操縦してもらいました。
 
 操縦したときのプロペラの動きの変化を見ながら、上下左右に自由に動かしていました。トイドローンは軽量で操縦がしやすく、初心者や子どもたちでも簡単に飛ばすことができるため、みんな夢中になって飛ばしていました。
 
 1回転させるにはどのプロペラを、どれくらい回してどのような空気の流れを作ればいいかなど、みんなで一緒に考えて観察しました。
 
 最近では子どもたちも参加できる「ドローンレース」が人気で、科学技術の一端に気軽に触れることができるということで注目を集めています。トイドローンの詳細に関しては、別途まとめておりますのでぜひご覧ください!
 
 また、ドローンと同じ原理で空を飛ぶ「ホバーバイク」という乗り物があります。先日国内で有人飛行実験があり、私も取材に行ってきました。空気の流れを利用した空飛ぶ科学技術は今後もどんどん発展し、社会のなかで活用されていくことでしょう。
 
 今回の体験をとおしてドローンの仕組みやエンジニアリングに興味を持つきっかけになればと思い、本プログラムを組み立てました。参加者のなかにはすでに飛ばしたことがある子どもたちも何名かいて驚いたのですが、飛ばしながら一緒に原理について考えたり試行錯誤したりしたことで、より記憶に残る体験を作り出せていけたらうれしいです。
 
 ぜひみなさんも科学実験や工作をとおして、親子でドローンに触れてみてください!
 
■注意事項
・つまようじで怪我をしないように、取り扱いには充分に気をつけてください。
・プロペラは回転すると勢いよく飛ぶため、周りに人がいないことを確認し広い場所で実験してください。
・小学生など低年齢の子どもが実験するときは、必ず保護者の指導のもとで実施してください。
 
五十嵐美樹
 
東京大学大学大学院にて科学コミュニケーションを専攻。学部時代に「ミス理系コンテスト」でグランプリを受賞し、全国各地で子どもたちに向けた科学実験教室やサイエンスショーを主催している。また、大手電機メーカーでのエンジニア就業経験を活かし、理系女子キャリアイベントの講師としても活動。これらの活動が認められ、2018年「日産財団リカジョ賞」準グランプリ受賞。A.L.I. Technologies技術アンバサダー。
 
文● 五十嵐美樹

最終更新:4/17(水) 19:40
アスキー

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