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クリーニング店舗「シロパキ」経営のアールズ、破産へ

4/8(月) 15:06配信

帝国データバンク

 アールズ(株)(TDB企業コード:100679267、資本金5000万円、宮城県仙台市若林区卸町東1-3-10、登記面=宮城県仙台市宮城野区榴岡2-4-22、代表山内伸夫氏、従業員10名)は、4月8日に事業を停止し事後処理を橋本芳則弁護士(大阪府大阪市北区西天満4-3-25、金子・中・橋本法律特許事務所、電話06-6364-6411)ほか1名に一任、自己破産申請の準備に入った。

 当社は、2002年(平成14年)3月に設立。靴のクリーニングを出発点に、一般顧客向けのクリーニング店舗「シロパキ」、「ファンクリーニング」の運営や温浴施設・ホテルのリネンクリーニング、ホテル宿泊者向けの深夜クリーニング、靴・バッグ等の革製品専門クリーニング、プロ野球選手のユニフォーム等のクリーニングを行っていた。洗浄工場は仙台市内に2カ所を有し、深夜のクリーニングサービスに特化することで同業者との差別化を図るなど、様々な視点からニッチ産業的な新サービスの創造・提供により業容を急拡大させていた。近年はクリーニング事業から飲食事業に力を入れ、ショッピングセンターや地元スーパー内にテナントとして入居しているサンドイッチ店やピザ店、中華料理店などの経営を主体とするほか、2010年には学生寮の居抜き物件を取得し学生寮の運営事業に参入、大学との連携による留学生受け入れを進め、学生寮やアパートを保有するなど多角化経営を展開していた。

 しかし、東日本大震災で工場及び店舗が被災するなどしたため財務基盤が悪化。このため、2014年から15年にかけて地銀系の創業支援ファンドや東日本大震災復興・成長支援ファンドの出資や劣後債の発行などによって財務改善並びに手許資金の増加を図り、店舗のスクラップアンドビルドを進め、積極的な営業展開を行っていたものの、資金需要の拡大に伴い資金繰りはひっ迫。2018年7月期の年売上高は約10億8300万円となり、財務面も債務超過に転落するなど急激に業績が悪化していた。今期に入り主力だった飲食事業の大半を閉店並びにグループ企業へ事業移管するなど事業再編のなかで、業務委託先の1つである(株)グットタイム(仙台市青葉区、飲食店経営)が昨年10月末で事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったことで大口の焦げ付きが発生。さらに、グループ間の不透明な資金操作や簿外債務の発覚により対外信用は失墜し、資金調達は限界に達して今回の事態となった。

 負債は2018年7月期末時点で約22億3800万円。

 なお、関係会社についても現在調査中。

最終更新:4/8(月) 15:06
帝国データバンク

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