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竹中直人が語る、バーナード・ローズ監督の特殊な撮影の仕方

4/8(月) 5:40配信

ニッポン放送

黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、俳優の竹中直人が出演。公開中の映画『サムライマラソン』でのバーナード・ローズ監督の特殊な撮影の仕方について語った。

黒木)今週のゲストは俳優の竹中直人さんです。現在公開中の映画『サムライマラソン』に出演されている竹中さんですが、監督が「台本通りやらなくていい」とおっしゃったということですけれど、台詞は言わなくてはなりませんよね?

竹中)ある程度の流れがあるから、その流れを自分のなかで意識しなくてはならないのでしょうが、監督がイギリス人のバーナード・ローズさんなので日本語がわからないということもあるし、僕のイメージとしては、監督は役者のエネルギーを観たかっただけではないかなと思います。あとは最終的に編集で…という強い意識があったのではないでしょうか。全員かつら合わせもやったのですが、「竹中くんはそのままでいい」と言われました。だから、そのままなのですよ。監督の直感的なものと言うか、自分でパッとイメージしたもの、それに近い映像であれば、また役者の動きがそれに近い動きであれば、そのイメージだけで現場の空気を捉えて行ったのではないでしょうか。

黒木)そのバーナード監督は、この物語のどこに惚れてこれを撮りたいという熱を持たれたのでしょう?

竹中)侍の世界が好きだったのではないですか? 黒澤明監督の大ファンですし、それに対するいろいろな思いがあったのだと思いますよ。僕は直接監督と飲んで話すことがなかったから、そこまで深く追求していないし、わからないですけれどね。

黒木)役者の熱量を見たかったということですが、とても大事なことですよね。1回出て来たから2回目も出て来るわけではないですよね。だからテストがなかったというのもすごいなと思いますし。

竹中)僕は、収まりの良い芝居をしなければいけないと思ったりするときもあるのですよ。あまりこうしてもいけないよなと思って、静かに芝居しちゃうと、「違う違う」「もっと違うものをやって欲しい」と言う監督ですから、「ええ」という感じで。「もっとテンション上げてくれ」ということもあったので、「わかりました」と。僕が無茶苦茶になればなるほど喜ぶのですよ。カット割りとかそんなに無くて、長回しが多かったですね。延々回して、何度も同じ芝居をちょっとアングルを変えて回す。それで最終的には編集するということだったと思います。

黒木)では、すべてが本番という。

竹中)そうです、すべてが本番ですね。

黒木)でも何度も撮られる。何度も走ったのでしょう?

竹中)皆何度も走りましたね。走ったと言ったって、カメラのスピードが全力で走っている人間をなかなか捉えることなんてできない。いまは技術がすごいので捉えることができたとしても、山道ですから。でこぼこした道を走らなきゃいけないから、そんなにしんどいという気持ちは無かったです。季節も丁度良い、秋でしたし。気候もとても良かったです。山形は食べ物が美味しいですから。

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最終更新:4/8(月) 5:40
ニッポン放送

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