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地震発生直後「真偽不明の注意喚起」 あなたは拡散する? 熊本地震で起きた「ジレンマ」、防災ゲームに

4/12(金) 7:02配信

withnews

取材を終えて

 熊本地震は2016年4月14日、16日に発生し、関連死を含め270人が亡くなり、最大時で約4万8千人が仮設住宅で暮らしました。発生から3年が経とうとする今、町には真新しい家も増えてきたし、地震の爪痕を思い起こさせるものは少なくなりました。

 一方で、地震の記憶の風化を感じるようになりました。私自身、発生当時の写真を見て「ああ、そういえばあの時はこうだった……」と思い出すことも。建物が解体された跡地を見て、「あれ、ここに建っていたのは何だった?」と思い出せないこともあります。

 行政は追悼式の開催や、震災遺構の保存、アーカイブづくりなどに取り組んでいますし、私たちも災害の記憶や教訓を伝える報道がしたいと努力をしてきました。しかし、当時に比べ、世間の関心が薄れている印象は否めません。

 今回つくられた「クロスロード熊本編」の、「小さな声に耳を傾け、拾い上げる」という姿勢にはっとしました。あの時あの場所を経験した人たちのジレンマ、不安、答えが出なかった悩みは、報道や式典以上に生々しい記憶を伝えてくれます。「クロスロード」は楽しく学べるゲームであるだけでなく、地震の記憶を未来に伝える役割も担っていくのだと思います。

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最終更新:4/12(金) 7:02
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