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ゴーン被告が語った「これは陰謀だ」 再逮捕の前日に録画した3つのメッセージ

4/9(火) 18:12配信

ハフポスト日本版

日産自動車の元会長、カルロス・ゴーン被告の弁護人、弘中惇一郎弁護士が4月9日に外国特派員協会で記者会見を行った。(中村かさね/ハフポスト日本版)

【動画】ゴーン被告が語った「これは陰謀だ」 再逮捕の前日に録画した3つのメッセージ

スーツにノーネクタイの姿でカメラに向かったゴーン被告は「みなさんがこの動画を見ているということは、11日に予定していた記者会見を開けなかったということになります」と話し始め、三つのメッセージを語り始めた。

ゴーン氏はまず、「私は無実です」と語った。

すべての嫌疑、自分に向けられる非難は「事実無根」だと主張し、「私を強欲な人物、あるいは独裁的な人物として塗り固めるだけになされたもの。偏見に歪められたもの」と述べた。

「日本と日産への愛は少しも変わらない」

二つ目のメッセージとしてゴーン被告が語ったのは、日本と日産への愛だった。

「私は日本を愛し、日産を愛しています」

「1999年に来日したのは、打算ではなく、この国に魅了され、日産を再生させるという挑戦に心を躍らせたから」と言い、「すべてのキャリアを日産の再生計画に捧げてきた」と語った。

「日本に対する私の愛情、日産に対する私の愛情は、私がいま経験している厳しい試練を経た後であっても、少しも変わることはありません」

「日産の仲間たちと共に、日産のために多くのことを行ってきました。それは私の誇りです」

「日産の仲間たちと共に、日本経済、そして日本企業の経営のあり方にも貢献してきました。これらすべてのことは、この数ヶ月を経験した後であっても依然として、私にとって何者にも代えがたい記憶であり、大切な財産です。先々、みなさんにもきっとお分かりいただける時がくると思います」

「いま起きていることは『陰謀』」

三つ目のメッセージとして語ったのが陰謀説だ。

ゴーン被告は「いま起きていることは『陰謀』。これは単に事件ということではない。これは『陰謀』『謀略』『中傷』だ」と語った。

また、「陰謀」の背後には「恐れ」があると指摘。日産とルノー、三菱自動車との経営統合が「日産の独立性を脅かすかもしれない」と恐れがあったと主張した。

さらに、日産の業績低下についても「現経営陣に問題があった」と指摘。

「数名の幹部が自分たちの利益のために、自分勝手な恐れを抱いて、会社の価値を毀損している」として「今回の汚い企みを実現させるべく仕掛けた多くの名前を挙げることができます」と話した。

「私はこれまで日産の独立性を最も強力に守ってきた。どのような展開になっても日産の独立性は保ち続けるということを明確にしてきた」

「当然、独立性は業績に支えられるもので、独立性を得ること自体が目的になることはあり得ません。それが目的化してしまったために生じた『恐れ』です」

「いったい誰が日産の舵取りをしてくれるのか、ブランドを守っているのか。企業価値を守っているのか、株主の利益を守っているのか。株価の下落と業績の低下を目にしながらも、幹部たちは、『あれはしない』『これはしない』と言って、今後何をするのかも言わず、未来のビジョンもなく、日産の業績を向上させるためのビジョンもなく、アライアンスの将来を強化するためのビジョンもなく、自らを誇っている現経営幹部たち。それを見るのは非常に悲しいことです。本当にうんざりさせられることです」

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最終更新:4/9(火) 19:06
ハフポスト日本版

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