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本棚はずらり「中二病」の書店、マスターがすすめる「珠玉の3冊」 ヤングアダルトってどんなジャンル?

4/16(火) 7:00配信

withnews

【#withyou ~きみとともに~】

ヤングアダルトという言葉、ご存じでしょうか?私は言葉の響きにちょっとびっくりしたのですが、大丈夫。「YA」と略して表記されることもありますが、本の世界で使われるときは、「中高生を中心とする13~19歳を、主な読者対象」とした本のことを指します。そのYAを中心に取りそろえている古本屋が大阪にあります。新学期や新生活を迎え、期待や不安、いろんな気持ちが交錯しているあなたに、オススメの本も聞いてみました。(朝日新聞記者・金澤ひかり)

【本棚紹介】大吉堂の本棚、ちらっと拝見。YA書籍「ナルニア国物語」「モモ」「蜜蜂と遠雷」……

大吉堂オススメの本は

書店は大阪市阿倍野区にある「大吉堂」。リノベーションされた長屋5軒が並ぶ「アベノ洋風長屋」の一角にあります。落ち着いた照明の店内にはYAを中心に、5000~6000冊の本が並びます。店主の戸井律郎さんは、ふらっと入ってきたお客さんに「いらっしゃいませ」の一言をかけたあとは特に声をかけることもなく、店内には優しい時間が流れます。


昔から本もアニメもマンガも好きで、「子ども周辺の文化が好きだった」という戸井さんが、この古本屋を始めた経緯は後ほど紹介するとして、まず、「新学期、学校が不安なあなた」に向けた本を3冊紹介していただきました。

なにに注目するかでいまの自分がわかる

【「エヴリデイ」デイヴィッド・レヴィサン著、三辺律子訳(小峰書店)】
戸井さんのあらすじ紹介・・・毎日違う16歳の体で目覚める主人公の物語。いろんな人の体に入って一日を送ることで、あらゆる状態を経験します。ところが、ある少女に出会い恋をすることで変化がうまれます。恋をすることで、それまでとは違い『自分の意思』で動きたい、という感情になるのです。


「この本はそのまま楽しんでもらいたい。SFとしてでも、人間の本質を見つめるという意味では哲学でも、恋愛小説としてでも楽しんでもらえるけど、どこに自分が注目するかでいまの自分がわかるかもしれません」

一歩踏み出すと変わることもある

【「星空ロック」那須田淳著(あすなろ書房)】
戸井さんのあらすじ紹介・・・転校を繰り返してきた中学生が主人公の物語。あるおじいさんとの出会いを起点に、旅行先のドイツで起こる出来事の数々。これまで深く付き合ってこなかった人間関係に変化が現れます。


「好きなことができるってこんなにいいことだよ、一歩踏み出して行動することで変わることもあるよ、というメッセージがあるように思います。ただ、主人公はやりたいこととやりたくないことがはっきりしてて、無理をしていない。背伸びしなくてもいいという捉え方もできます」

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最終更新:4/16(火) 7:00
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