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グッスリ眠れば痩せられる!? 「3・3・7睡眠法」とは?

4/10(水) 18:43配信

ウェザーニュース

日本人の5人に1人は「睡眠に満足していない」

 「春眠暁を覚えず」という言葉のとおり、春は寝床が恋しい季節。その眠り方を整えるだけでダイエットにつながるという耳よりなニュースがあります。

 厚生労働省のデータによれば、20~70代の男女7,123人のうち、1週間に3回以上「睡眠時間が足りなかった」と答えた人は、男女ともに約4人に1人、「睡眠全体の質に満足できなかった」と答えた人は、男女ともに約5人に1人という割合です(平成25年「国民健康・栄養調査」の結果より)。これは、多くの人が自分の睡眠に不満を抱えているという証拠でしょう。

 じつは、グッスリ眠れないことは、精神的なことだけでなく肉体的なダメージとも密接に関わっています。その1つが「肥満」です。「肥満に悩んでいる人は、正しい睡眠を取れていないケースがほとんどです」と話すのは、医師の左藤桂子さん。

 左藤さんは、勤務していた病院の「ダイエット外来」で、30年間に延べ3万人以上の患者に対し、“痩せるお手伝い”をしてきた肥満外来の専門家です。左藤さんいわく、「健康的に痩せるためには、栄養面や運動面の指導も欠かせません。ですが、その一方で正しい睡眠が取れていない人は、食事制限やエクササイズの努力を重ねても、ダイエットには成功しないのです」。

 どうやら、「睡眠」と「肥満」は、想像以上に深い関わりを持っているようなのです。

グッスリ眠ってしっかり痩せる「3・3・7睡眠法」とは?

 『ダイエット外来の寝るだけダイエット』の著者でもある左藤さんは、正しい睡眠を取ることで、ぐっすり眠って健康的に痩せる「寝るだけダイエット」を提唱しています。寝るだけダイエットを実践した人のなかには、睡眠を改善しただけで「半年で5kg」痩せた人もいるというのです。

 なぜ、毎晩、ぐっすり眠るだけで痩せるのだろうか。──その疑問を解くカギとなるのは、私たちが眠っている間に脳から分泌される「成長ホルモン」です。

 成長ホルモンには、大きく分けて「疲労を回復する」「脂肪を分解する」という2つの働きがあります。左藤さんによれば、「ぐっすり眠ることで成長ホルモンが十分に分泌されれば、ひと晩に300Kcalの脂肪が分解されます」とのこと。300Kcalは、ご飯で換算すると1.5杯分。つまり、熟眠するだけで毎晩1.5杯分のエネルギー量を消費できる計算になるのです。

 ぐっすり眠って痩せるための「正しい睡眠」とは、どのような眠り方か。左藤さんが考案したのは、「3・3・7睡眠法」という眠り方です。「3・3・7」とは次のとおり。

【3】眠り始めの「3時間」は中断せずにまとめて眠ること
【3】夜中の「3時」には眠っていること
【7】1日のトータル睡眠時間は「7時間」を目指すこと

 眠り始めの3時間は成長ホルモンが集中して分泌される、夜の10時から夜中の3時くらいまでの時間帯に成長ホルモンが分泌されやすい、長すぎても短すぎても睡眠の質は下がる、という根拠から編み出されたのが「3・3・7睡眠法」です。

 正しい睡眠を取って、成長ホルモンを十分に分泌させれば、痩せるだけでなく、日中にダメージを受けた身体もしっかりリセットされて翌朝は元気になる、というわけです。

 そのほかにも、正しい睡眠を取るためには、寝室環境を整えることも一助になるといいます。左藤さんに聞いた、寝室環境を整える6つのルールを紹介します。

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最終更新:4/10(水) 18:43
ウェザーニュース

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