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グルメ本編集長が教える、新しい店の見つけ方。基本は口コミだけど、もっと大切なのは…

4/10(水) 11:25配信

ハフポスト日本版

基本は口コミ、インフルエンサーのSNSから情報も

さて、本題の“お店探しの方法”です。
僕が編集している「東京最高のレストラン」の目玉が、巻頭の注目店情報です。

毎年、1年以内にオープンした中から約20軒のお店を選び、そこにメンバー全員がそれぞれ予約を取って訪れて、座談会形式で批評して点数を付けるというものです。

ありがたいことに、注目店に入ることを目標にしてくださるシェフもけっこういます。
この20店を最終的に決定するのが僕の役目なので、12月に本が発売されるや、すぐに翌年版に掲載するお店探しをスタート。

そして、候補となった店の店名、ジャンル、エリア、特徴などをエクセルのファイルに書き込んで随時更新していくのです。
メンバー以外閲覧不可なこのファイルは、おそらく東京で一番コアなニューオープンリストだと思います。

ではそのお店はどうやって探すのか? メインは「口コミ」です。「なーんだ」と思われるかもしれませんが、口コミで大事なのは「誰からの情報か」なんです。

10店しか知らない人が教えてくれた“いい店”と、1000店を超すほど食べ歩いている人の情報では、その信頼度が違いますよね。

特に最高のレストランの口コミは森脇慶子さん、小石原はるかさんといった、雑誌の取材などでも常にニューオープン情報を追い続けているメンバーが中心ですから、精度とスピードがたまらなく速いのです。

このおふたりとは、いつもフェイスブックのメッセンジャーやLINEで楽しく情報交換をしています。

ちなみに小石原さんはインスタマニアでもあって、全く知らない人がアップした画像からとんでもない無名の店を探し出したりして、それが「注目店」として取り上げられることも多々あります。

森脇さんはシェフとのネットワークがすごいので、誰誰さんの弟子が今、物件を探し中、といったとても初期段階の情報まで持っていたりします。

もちろんそれ以外にもさまざまなサイトや記事で見つけた気になるお店は、僕の場合はiPhoneのメモ機能にカテゴリを作り、そこにコピペして保存しておきます。

会食の場で仕入れた情報は、店名と特徴だけを自分のアドレス宛にメールしたりもしますが、たいてい酒に酔っていますので翌日読んでも意味不明なことも多々…。

フェイスブックの「友達」のポストも重大な情報源です。

仕事柄、著名なインフルエンサーやシェフの方々と多くつながっているので、新しいお店情報もどんどん流れてきます。

例えば皆さんの場合は、「公開」にしているインフルエンサーもけっこういますから、フォローしてみるのもいいかもしれません。

そういえば、お店側からの発信としてよく覚えているのは、今では全くといっていいほど予約の取れなくなった鮨店「東麻布天本」さんです。

店主の天本さんは有名なお鮨屋さんを辞めてから、今のお店をオープンするまで、滋賀や京都の日本料理屋さんなどで新たに学び直したんですね。その過程をフェイスブックでアップする中で知り合いもどんどん増えて、なんだかみんなが天本さんを応援する雰囲気になり、開店前から期待度マックスに。当然オープンするや、あっという間に人気店への道を駆け上がりました。

彼がどこまで意識していたかはわかりませんが、お金をかけずにPRする方法としてはとても有効だと思います。
最近はインスタグラムで宣伝するお店も多いですが、そういったSNSでの地道な努力から、ある日爆発することはよくありますので。

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最終更新:4/10(水) 11:33
ハフポスト日本版

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