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佐賀・伊万里で低病原性鳥インフル 野鳥のふんから検出

4/10(水) 9:06配信

佐賀新聞

 環境省と佐賀県は9日、3月に伊万里市の長浜干拓で回収した野鳥のふんから鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。ウイルスは毒性が弱いタイプで、県が9日中に現場周辺の養鶏農場に異常がないか聞き取ったが、家禽かきんへの感染は確認されなかった。

 県によると、環境省の定期的な調査で、3月27日に伊万里市の長浜干拓で回収したカモ類のふん1検体から、低病原性鳥インフルエンザウイルス(H7N7亜型)が検出された。8日夜、県に連絡が入った。

 県は9日、ふん回収地点の半径5キロ圏内の7農場に電話で聞き取り、いずれも異常がないことを確認した。県内の全175カ所の養鶏農場にも野鳥の侵入を防ぐ防鳥ネットが破損していないかの点検や消毒の徹底、鶏の健康観察を徹底するよう文書で注意喚起した。

 県内で野鳥のふんから鳥インフルエンザウイルスが検出されたのは、2016年11月以来。県によると、今回検出された低病原性のウイルスは高病原性に比べて毒性は低いが、広がる力は変わらず、高病原性に突然変異する可能性もあるという。家禽に感染した場合に実施する殺処分などの封じ込め対応は変わらない。

 県は9日、緊急の庁内連絡会議を開き、情報連絡室も立ち上げて情報を収集している。県生産者支援課は「家禽への感染は今シーズンは全国でも報告が非常に少ないが、過去には4月中旬に発生したケースもあるため注意が必要」と話す。

最終更新:4/10(水) 9:06
佐賀新聞

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