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“名伯楽”小出義雄さんとの思い出はお酒がいっぱい♪ マラソン完走直後にビール一気飲みも

4/11(木) 16:56配信

夕刊フジ

【SPORTS BAR】

 マラソンなど陸上界の“名指導者”小出義雄さんが先月末で指導現場を離れ、勇退した。2000年シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんらを育てるなど指導者としてリクルート、積水化学、佐倉アスリート倶楽部と一貫して現場主義を貫いた“名伯楽”である。

 小出さんにはお世話になった。拙稿が事業部に籍を置いていた1995年の秋のこと。運営していた「サンスポ千葉マラソン」がマンネリ化に頭を痛め、「誰か著名人を呼びたい…」と思案していると同僚の吉井雄二販売部長(現産経広告社社長)がふと漏らした。

 「小出さんなら知ってますけど…」。ナヌッ、92年バルセロナ五輪女子マラソン銀メダリスト・有森裕子の師匠だって。実は吉井さんの奥様・光子さんが小出さんの佐倉高時代の教え子。早速、そのツテで交渉に入ると…。「とにかくこっち(千葉・佐倉)に来てくださいよ。まずは酒でも飲みましょう」である。

 宴は盛り上がったが交渉は? 「ま、飲もう」で酒、酒、酒…。でも最後に「わかってるから」とウインクされて交渉成立。翌96年1月の千葉マラソンに有森さんが出場してくれ、その年アトランタで銅メダルを獲得、翌年の凱旋ランも千葉…。その後も鈴木博美さん(97年世界陸上マラソン金メダル)、高橋尚子さんら“小出チルドレン”が出てくれている。小出さんのおかげだ。

 その後も何度か佐倉で酒を飲んだ。ある年、札幌マラソンで走るというので現地に行った。小出さんは4時間近くかかった。伴走した鈴木博美さんが「ゆっくり走るってシンドイ」と話す側で完走直後の小出さんがビールを一気飲み。「…ったく、監督ったら」と苦笑いする博美さん。酒にまつわる話は尽きない。

 こんなこともあった。2007年、大リーグのワールドシリーズ、レッドソックスvsロッキーズを取材した。ロ軍の本拠地はコロラド州デンバーにある。ちょうど小出さんも同州ボルダーでチームが合宿中で連絡すると「会おうよ」と再会。さすがにその時はお酒はなかったが…。

 選手の長所を掴み、ソノ気にさせる指導法で次々と逸材を発掘した小出さん。今月15日で満80歳を迎える。長い間、お疲れさまです。最近はちょっと体調を崩していると聞くが、回復したら“傘寿の飲み会”でもしたいものです。ええ、酒は百薬の長、小出さんにはエネルギー源ですから!?(産経新聞特別記者・清水満)

最終更新:4/11(木) 16:56
夕刊フジ

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