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日本は給料の低い微妙な国になる、これだけの理由

4/11(木) 7:45配信

ITmedia ビジネスオンライン

 働き方改革が叫ばれながらも、日本企業の生産性はなかなか上がらない。今後の成長が危ぶまれるポスト平成時代、私たちはどのように働けばいいのだろうか。また流動性が高まらない日本社会はどのように変わればいいのか。小説『平成くん、さようなら』(文藝春秋)を上梓した社会学者の古市憲寿氏と、元2ちゃんねる管理人で、新刊『自分は自分、バカはバカ。』(SBクリエイティブ)を上梓したひろゆき氏に、これからの「働き方」について語ってもらった。

【画像】日本人は本当に勤勉なのか?

日本は雇用流動性が低すぎる

――日本の労働環境について、どのような問題点があるとお考えですか?

ひろゆき: 働き方改革とはいうけれど、日本の会社っていまだに社員を解雇することはめちゃくちゃ大変ですよね。無能を理由に解雇できない。

古市: 大企業だと会社がピンチになって、はじめてリストラという流れが多いですよね。

ひろゆき: そうそう。ピンチにならないと効率を重視してはいけないというのが常識化されているんですよ。だから、どんなに優秀で大きな会社でも、ピンチになるまでは無能な社員がどんどん増えていく。そのために、その会社のリソースを食い続け、赤字が膨らんでようやくリストラするころには手遅れになっているんです。

古市: 日本において、雇用の流動性をもう少し高めてもいいと思いますか。

ひろゆき: そうなんだけど、日本って簡単に解雇しない会社のほうがいい会社だと思われるじゃないですか。これは裏を返せば、会社をクビになると、ものすごい恐怖や不安な世界が待っているということですよね。

古市: お前には能力がない、と言われるようなものだからですかね。でも能力って、向き不向きもありますよね。コピーの取り方ひとつをとっても会社によって違いがあるのだから、一つの会社に向いていなくても、別の会社でならうまく能力を発揮できるかもしれない。

 そういう点からすると、本当は流動性を高めてあげたほうが楽になる人も多いと思うんですよね。今の日本の仕組み上、社会保障が企業に紐(ひも)づいている部分が多いから、なかなかそれができないという事情もあるんでしょうけど。

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