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東大アイドル卒業の仮面女子・桜雪「これからも“ゆきちゃん”って呼んで」

4/11(木) 16:59配信

東スポWeb

 東大アイドルとして活動してきた「仮面女子」の桜雪(26=アリス十番)が先月31日、東京・秋葉原の仮面女子カフェで卒業ライブを行い、約9年間のアイドル生活に終止符を打った。現在は政治家(本名・橋本ゆき)として東京・渋谷区議選に臨む。

 卒業式は担当カラーの緑色で埋め尽くされた。桜は最後のあいさつで「17歳から26歳まで全てをささげ、どこに入っても手に入らない青春時代を過ごしてきました。幸せでした」とアイドル人生を振り返った。そして「楽しいことがあってわくわくできたり、悔しくて泣きながら帰る日もあったけど、みんなのおかげで立ち直ることができました」とファンやメンバー、スタッフ、家族の支えに感謝した。続けて「そんな経験をさせてもらったからこそ、恩返ししたい政治には人を幸せにできる力があると信じている。笑っていられる世界がつくれるよう頑張ります」と新しい道への決意を述べた。

 ライブ後の取材で、今後の活動について質問されると「区に魅力を感じている。(居住地の)渋谷区が変わったらその影響で、いろんな街が変わったり、日本全体が変わったりと夢があると思う」と若い世代による街づくりを強調。「アイドルをやってきて、いろいろな人の話を聞いて、その人の目線に合わせて話をしたり、笑顔にさせることは(政治活動と)共通しているところがあると思う。これまで何人と握手して、何人と話してきたんだろう。結構な数になる。そこは負けないかな」と話した。

 メンバーに向けて「かわいい、歌がうまいのはもちろんいいのだけれど、もっとタガを外し、バカになって熱いステージを続けてほしい」と強調した。「私は大学を卒業してから政治塾に通うようになった。それで仕事の幅が増えた。いろいろなことに挑戦すると、自分の可能性が広げられるし覚醒する。やってみようかなということは、やってほしい」と呼びかけた。

 桜が転身を考えたきっかけは、メンバーの猪狩ともか(27=スチームガールズ)だった。猪狩は1年前の4月11日、不慮の事故に遭い脊髄損傷となった。「車いす生活になっても仮面女子としてみんなに勇気と元気を与えている。私も誰かの未来を守ったりとか、誰かの未来を明るく照らせるお仕事をしたいと思いました」と6月に転身を決めた。卒業ライブに参加した猪狩は笑顔で顔を合わせ、新たな道に進む桜を見送った。

 今後、「先生」と呼ばれる可能性もあるが「先生と呼ばれるのはいやです。みんなと同じフラットでいたいから、これからも“ゆきちゃん”と呼んでほしい。全然、偉くはなくてみんなの代表という立場でいたい」とアピールした。

 ☆さくら・ゆき=2010年に芸能事務所に入所。「東大受験アイドル」として活動し、一浪して12年、東京大学文科三類に合格。同年6月、アイドルユニット「OZ」のメンバーとしてステージデビュー。同年10月にアリス十番の妹分ユニットとして誕生した「スチームガールズ」メンバーとして仮面デビュー。14年4月、アリス十番に昇格した。東大に通いながらアイドル活動を両立し、優秀な成績で卒業後も就職せず「アイドル活動」を選んだ。16年、小池百合子東京都知事が立ち上げた政治塾「希望の塾」に入塾。若い世代に投票を呼びかけるアイドルユニット「秋葉仮面」としても活動、報道番組や選挙特番のコメンテーターを務めた。昨年12月22日、自身の生誕祭で政治家を目指すため、アイドル卒業を発表。翌朝から居住地である東京・渋谷区で政治活動をスタートした。

最終更新:4/11(木) 17:47
東スポWeb

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