ここから本文です

「私の町の球団」目指し15年目 坂口理事長に聞く  四国アイランドリーグplus

4/12(金) 11:22配信

47NEWS

 野球の独立リーグという言葉を覚えておられるだろうか。2005年に誕生した四国アイランドリーグ(IL)plus は、社会人チームの減少により活躍の場を失った選手を受け入れ、ロッテの角中勝也外野手や中日の又吉克樹投手らを輩出してきた。過去14年で日本野球機構(NPB)にドラフト本指名19人、育成指名35人という実績も積み上げている。坂口裕昭理事長(46)が、発足から15年目を迎えたリーグの課題や将来像を語った。(聞き手、共同通信=浜谷栄彦)

四国アイランドリーグplus 元プロ野球選手、石毛宏典(いしげ・ひろみち)氏の主導で2005年に発足した地域密着型の野球の独立リーグ。四国4県に置いた「徳島インディゴソックス」「香川オリーブガイナーズ」「愛媛マンダリンパイレーツ」「高知ファイティングドッグス」の4球団でスタートした。08年以降は福岡、長崎、三重3県の球団が加わったり、脱退したりと試行錯誤を重ねた。12年から四国4球団体制に戻った。赤字が続く球団もあり、財政面での安定が課題となっている。2019年シーズンは前後期を合わせて年間約80試合を戦う。総合優勝チームは秋に、国内にある別の独立リーグ「ルートインBCリーグ」の優勝チームとグランドチャンピオンシップを争う。

―野球の底辺拡大と地域密着という存在意義に変化は。

 根本は変わっていない。ただ、実際に動きだして地域に根ざすことの難しさを学んだ。小手先の理屈では浸透は図れないということを、痛いほど感じている。目的に掲げた人材育成、地域貢献にしても、抽象的な言葉で言うのは簡単だが、成果を出すのは難しい。当初は野球選手としての育成に特化していたけれども、地域の課題解決に(リーグ、球団、選手が)積極的に関わる形へと発展した。

―発足当初は資金繰りに苦労した。1年目の売上高は計画の半分にすぎない約3億5600万円。収益の柱とした入場料収入は約6000万円で計画の6分の1しか確保できなかった。運営会社IBLJは3億円余りの赤字だった。当時に比べて財務基盤は安定したか。

 100%「はい」と答えられるほど単純ではない。赤字続きの球団もあるが、リーグ運営会社IBLJの売り上げは今年大きく回復する。帳簿を見て、ここなら投資して良いと弁護士の私が思えるレベルまでは改善した。ようやく次を見据えられる経営基盤を作り上げることができた。

1/3ページ

最終更新:4/12(金) 17:34
47NEWS

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事