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今夜の金ロー『風立ちぬ』をもっと楽しむ!トリビアまとめ

4/12(金) 7:32配信

シネマトゥデイ

 宮崎駿監督の映画『風立ちぬ』(2013)が12日よる9時、日本テレビの「金曜ロードSHOW!」で放送される。今夜のオンエアを前に、本作がもっと楽しくなるトリビアをあらためて紹介したい。(編集部・中山雄一朗)

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主人公のモデルは二人いた

 主人公・堀越二郎には“ゼロ戦”を完成させた飛行機の設計技師・堀越二郎をベースに、同時代を生きた文学者・堀辰雄のエッセンスが盛り込まれている。実在の人物がモデルになるのは、スタジオジブリの長編作品で初めてのこと。ヒロインの名前は堀辰雄の代表作「菜穂子」に由来する。

なぜ庵野秀明が声優に選ばれた?

 二郎の声を務めたのは『エヴァンゲリオン』シリーズや『シン・ゴジラ』の監督として知られる庵野秀明。庵野は約30年前に宮崎監督の『風の谷のナウシカ』で巨神兵の原画を担当した経歴を持つ。宮崎監督は本作の主人公に「滑舌がよい」「早口」「凛としている」というイメージを抱いていたそうで、庵野の名前は会議を重ねる中で鈴木敏夫プロデューサーの口から出てきたという。

 鈴木プロデューサーから「二郎の声をやってほしい」と電話を受けた庵野は「まあ無理だろう」と思いながらも、オーディションに参加。オーディションを終えると、宮崎監督からは満面の笑みで「やって」と依頼され、「うまくやろうとしなくていい。いい声だからでなく、存在感で選んだのだから、それを出さなくてはならない」とアドバイスされたそう。

ヒロイン役は高畑勲の推薦だった

 ヒロイン・菜穂子の声は、女優の瀧本美織が演じた。瀧本は高畑勲監督の『かぐや姫の物語』の声優オーディションで最終審査まで残ったものの、落選。しかし、高畑監督は本作のヒロインに瀧本を推薦した。宮崎監督も「パクさん(高畑監督のあだ名)が言うなら」とオーディションを行った結果、その高い演技力に惚れ込み、起用を決めたという。

謎のドイツ人・カストルプのモデル

 レストランで大量のクレソンを食べていた謎のドイツ人・カストルプのモデルは、元スタジオジブリ海外事業部取締役部長のスティーブン・アルパートさん。アルパートさんはスタジオジブリ作品の海外ビジネスを一貫して担当し、ジブリ作品を世界に広めてきた人物。宮崎監督が海外に行く際には必ずアテンドし、二人はいつしか仕事を超えた友人になったという。

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最終更新:4/12(金) 12:20
シネマトゥデイ

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