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マダガスカル産・天然バニラがとてつもなく高騰 洋菓子店は悲鳴 5年で10倍以上に

4/12(金) 11:31配信

中京テレビNEWS

 カスタードクリームなどの香りづけに使われる、バニラビーンズ。植物の種ですが、今価格がとてつもなく高騰しているそうで、街の洋菓子店の中には苦渋の決断をしている所もあるようです。取材しました。

 名古屋市中川区にある洋菓子店「フィレンツェ高畑本店」では、春を感じさせるイチゴのショートケーキに、クリームたっぷりのモンブランなど、ショーケースには26種類の色とりどりのケーキが並んでいました。中でも人気なのが、シュークリーム。カリッとした皮の中にギッシリと詰まったカスタードクリーム。気になるお味は…。

「甘すぎずおいしいです。バニラの香りが口いっぱいに広がりますね」(記者)

 しかし、このシュークリームをめぐって、この店では苦渋の決断を強いられているといいます。

「ここ数年、カスタードクリームに使うバニラビーンズの値段がすごく高騰していて、お菓子には欠かせないものなので、どうしても使いたいが手が出せない状態」(フィレンツェ高畑本店 大傍拓馬さん)

 カスタードクリームに欠かすことができない「バニラビーンズ」が、高騰しているといいます。

バニラビーンズ価格が約10倍に?

 6年前まで1キロあたりの平均価格が約6000円でしたが、去年は10倍近くの約6万円にまで高騰。今や、銀の平均小売価格を上回る勢いだといいます。輸入を行うメーカーによると、日本では輸入の8割ほどをマダガスカル産に頼っていますが、おととしの台風の影響などで生産が減少。さらに中国で需要が拡大していることなども、高騰の要因だといいます。

 もともと、天然のバニラビーンズを使っていたこちらの店。しかし、1年半ほど前からは…

「さや付きのバニラビーンズの代わりに、加工してあるバニラペーストを使っている。コスト的にも約3分の1に抑えられるので、使用しています」(フィレンツェ高畑本店 大傍拓馬さん)

 この店では、バニラビーンズより安く手に入るというバニラペーストを代用することで、商品自体の価格の値上げを抑えているといいます。

 バニラビーンズ高騰の影響は、アイスクリームにも…。「ハーゲンダッツ」は、6月の出荷分から20品目ほどのアイスクリームを値上げすると発表。対象となるのはミニカップやクリスピーサンドなどで、20円から100円ほどの値上げを予定しています。

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