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“仕事好き”の会社には注意?日興創業者 相場道の極意とは 遠山元一(下)

4/12(金) 15:40配信 有料

THE PAGE

「小僧生活」を経て「兜町の天皇」へ――。遠山元一は兜町随一の相場師でした。豪農の家に生まれ奉公に出され、いくつか仲買を転々とし、川島屋商店を創業。バブル崩壊や昭和金融恐慌を乗り切り、日興証券の社長や会長を歴任して、戦後の日本の証券業界の近代化に尽力しました。

 日興証券の創業者に上り詰めた遠山の成功へのモティベーションや相場道の極意とは何か。市場経済研究所の鍋島高明さんが解説します。

 3回連載「投資家の美学」遠山元一編の最終回です。

 遠山元一の出世物語「前垂れ元帥」(清水正二郎著)の冒頭部分にこんな記述がある。

「遠山元一は週のうち6日は丸の内の日興証券本社の会長室に出社し、日曜日には教会に行って格調正しい旋律で讃美歌を唱う。…人々は功成り、名遂げ、しかも家庭的に恵まれた氏を、ただ畏敬と羨望の眼で見るだけで、この幸運と思われる紳士の前半生が、病魔と貧乏の2つに蝕(むし)ばまれ、忍渋と苦悩の中に、七転八倒し、なお起ち上がってきたことを知らない。ましてや幼い頃、生家の没落の悲境を祖父と共に眺めながら、幼な心に『ぼくが大きくなったら、きっとこの家を取り返してやるよ』と誓ったことが、今でも鮮烈な記憶として、彼の心の中に深く焼きついていることを想像することもできないであろう」

 遠山自身も自伝の中で生家の復興を生きる目標にしてきたことを述べている。 本文:2,104文字 この記事の続きをお読みいただくには、THE PAGE プラスの購入が必要です。

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最終更新:4/12(金) 15:40
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