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「きかんしゃトーマス」の進化がすごい。国連SDGsとコラボ、女の子機関車と世界一周

4/12(金) 12:45配信

ハフポスト日本版

長年愛されてきた名作アニメ「きかんしゃトーマス」(トーマス)。

小さい頃に大好きだった人や、いま子どもが観ている親世代も多いだろう。筆者の2歳の息子もトーマスやゴードンに夢中である。

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そんなトーマスの映画の最新作は、なんとトーマスが舞台のソドー島を飛び出して、世界一周の旅に出てしまうという。新しい仲間はケニア出身の女の子ニアだ。

トーマスが五大陸を駆ける? どうやって? 一体、何があったのか。

じつは、トーマスの新TVシリーズは、国連とコラボした内容になっている。未来を担う子どもたちに、地球を守るために定めた世界目標「SDGs」(エスディージーズ)を伝えるメッセージが織り込まれている。

新シリーズの放送に先駆けて公開された「映画 きかんしゃトーマス Go!Go! 地球まるごとアドベンチャー」は、どんな作品なのか。国連広報センターの所長の根本かおるさんに見どころを聞いた。

SDGsってなに?

――トーマスの最新映画に、国連が定めた持続可能な開発目標「SDGs」のシーンが織り込まれています。あらためて、子どもたちにもわかるようにSDGsについて教えていただけますか。

SDGsは、このままでは地球を将来につないでいけないという危機感のもと、全国連加盟国が賛成してまとめられた2030年をゴールとする世界目標で、17の分野からなります。

この17の分野は大変幅広くて、人の生活や権利、暮らしを360度からとらえるものです。17の分野が別々に存在しているのではなくて、お互いに関係し合いながら成立しています。

政府だけではなくて、会社だったり学校だったり、家庭だったり、あるいは一人一人の個人だったり、あらゆるレベルで参加、実践することが可能です。「持続可能な社会のためにナマケモノにもできるアクション・ガイド」という冊子も作っています(笑)。

アニメでSDGsを描くとどうなる?

――具体的に、映画ではどんなシーンにSDGsが織り込まれていますか? 気づいた範囲では、アフリカの女の子と仲間になったり、野生動物との交流があったり、コーヒー豆を運んだり……豊かな自然や海原を移動する姿などが印象的でした。

国連が主に関わっているのはテレビの方で、この映画はテレビの新シリーズの導入編です。テレビシリーズのフレーバーをまとった作品だと思います。

例えば、新しい登場人物としてケニア出身のたくましい女の子ニアが出てきます。映画でトーマスと出会いますが、ニアというのはスワヒリ語で「目的」という意味で、やはり目的意識が高く、正義感の強い、実行力のある芯の強い女の子として描かれています。

その女の子が、いわゆる伝統的なジェンダーロールの殻を打ち破って、映画ではトーマスが坂を逆行していくところをガッと止めて助けたりしますよね。女の子の力強さも描かれていますね。

新しいシリーズでは、ダイバーシティ(多様性)を大切にしていますが、映画にも中国のキャラクター、ヨンバオが出てくるなど、新しい要素が散りばめられていると思います。

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最終更新:4/12(金) 12:45
ハフポスト日本版

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