ここから本文です

トヨタ「アクア」とホンダ「フィット」 売れるHV車の違いはどこにある?

4/12(金) 14:50配信

くるまのニュース

人気コンパクトハイブリッドカーの違いはどこにある?

 2019年3月における日本の登録車販売台数上位は、そのほとんどをコンパクトカーが占めています。コンパクトカーが人気な理由としては、狭い道でも小回りが効くために運転がし易いこと。そして、比較的エンジンの排気量が少なく税金が安く済むこと。そして、燃費が良いことなどが挙げられます。

アクアvsフィット!両車の内外装を詳しく見る(24枚)

 そんなコンパクトカーのカテゴリにおいて、ランキング2位にトヨタの「アクア」、ランキング7位にホンダの「フィット」が位置しています。アクアはハイブリッド専用車ですが、フィットはガソリン車とハイブリッド車がラインナップに設定されているクルマです。今回はアクアと比較するために、フィットはハイブリッドモデルに焦点を当てて比べていきます。

 トヨタのアクア、そしてホンダのフィットハイブリッドは、日本の道路環境にマッチする人気HVコンパクトカーです。現行型のアクアが登場したのは2011年の12月、対する現行型のフィットハイブリッドは2013年にフルモデルチェンジした3代目フィットがベースとなっており、アクアよりも設計が新しくなっています。

 まずはアクアのボディサイズを見ていきましょう。全長4050mm×全幅1695mm×全高1455mm(L、S、G)のボディサイズは現在少なくなった5ナンバーサイズとなっており、都心の駐車場等でも扱いやすいサイズです。そしてフィットハイブリッドのボディサイズは全長4005mm×全幅1695mm×全高1525mm(FF車)となっており、比較してみるとアクアより全長が45ミリ短く、全高が70mm高くなっています。

 また、アクアのルーフは後方に向かっていくにつれて低くなるデザインのため、水平に近いルーフのフィットハイブリッドに比べて背が低い印象をうけます。アクアはフィットに比べて燃費やデザイン性を重視しているといって良いでしょう。

 次はエンジンの比較です。アクアに搭載されているエンジンは、74馬力を発生する1496ccの直列4気筒DOHCに61馬力のモーターを組み合わせたハイブリッドシステムとなっており、システム出力は100馬力、JC08モード燃費は38.0km/Lです(Lグレード)。

 フィットハイブリッドに搭載されるエンジンは、110馬力を発生する1496ccの直列4気筒DOHCエンジンに29.5馬力のモーターが組み合わせられており、システム出力は130馬力です。フィットハイブリッドはアクアよりもモーターの出力が低く、モーターだけで力強く走ることはできませんが、JC08モード燃費は37.2km/Lと肉薄しています(HYBRIDグレード)。

 そして、トランスミッションは両車で全く違う機構が採用されているのがユニークなポイントです。アクアには電気式無段変速機(CVT)が採用されており、エンジンのダイレクト感は薄いものの、加速のスムーズさはピカイチです。

 フィットハイブリッドには7速のデュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)が搭載されているので、回転上昇が鋭くダイレクト感のある走りが楽しめます。その反面、停止と低速走行を繰り返すようなシチュエーションではギクシャクした車の動きを印象を感じるでしょう。

 同じコンパクトHVの両車ですが、搭載されているエンジンやミッションにはメーカー独自の思想がそれぞれ盛り込まれていることが分かります。スムーズさと燃費を極限まで突き詰めたアクアに対して、フィットハイブリッドはあくまでもエンジンを主体としたシステムとなっており、走る楽しさと燃費を両立させているハイブリットシステムなのです。

1/2ページ

最終更新:4/12(金) 21:21
くるまのニュース

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事