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アップル、高級ヘッドフォンを発売? 現時点の噂を検証

4/13(土) 20:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

アップルは2019年、ハイエンドのオーバーイヤー型ヘッドフォンの発売を計画している。ボーズ(Bose)やゼンハイザー(Sennheiser)に対抗する製品となる。

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ブルームバーグのマーク・ガーマン(Mark Gurman)記者は2018年6月、アップルはBeatsブラントとは別にオーバーイヤー型ヘッドフォンを投入すると報じた(アップルは2014年、ビーツ・エレクトロニクスを30億ドルで買収している)。

2019年1月、ブルームバーグはソノス(Sonos)に関する記事で再度、アップルは2019年中にオーバーイヤー型ヘッドフォンを発売する計画と報じた。

現時点で分かっている情報を見てみよう。

アップルの製品予想で有名なアナリスト、ミンチー・クオ(Ming-Chi Kuo)氏は2018年2月、アップルによるオーバーイヤー型ヘッドフォンの計画について初めて伝えた。

MacRumorsが伝えたクオ氏のメモによると、アップルのハイエンドヘッドフォンは、「AirPodsの利便性はそのままに、音質をさらに向上させたもの」になる。

ブルームバーグは2018年6月、アップルのオーバーイヤー型ヘッドフォンはBeatsブランドとは別の製品となると報じた。さらに、アップルは当初、2018年末までに発売する計画だったが、「開発上の課題」により、発売を2019年はじめまで延ばしたとした。

ヘッドフォンの設計についての詳しい情報がないため、アップルがどんな問題に直面したのかは分からない。我々が知っているのは、Beatsではなくアップルのロゴを冠した製品になるということ。そして、2019年3月に発売された第2世代AirPodsに搭載された、新しいH1チップを搭載する可能性が高いということ。

H1チップは、W1チップのアップグレード版。W1チップは、第1世代のAirPodsに搭載され、iPhoneなどとの素早い接続を実現した。

新しいヘッドフォンの外観、機能、価格については不明。だがアップルがパーソナルオーディオ分野で築いてきた実績から考えると、ハイエンドのオーバーイヤー型製品はヒットするだろう。

2018年2月、HomePodを発売する以前から、アップルはすでにオーディオスピーカーの分野で世界最大級のメーカーだった。

2012年の時点で、アップルはiPodとiPhoneに有線タイプのイヤフォンを同梱するという形で、12億個を超える製品を出荷していた。その後さらに、2016年発売のAirPodsでヒットを飛ばしている。

パーソナルオーディオはアップルの得意分野。初代iPodに同梱された有線イヤフォンから、完全ワイヤレスのAirPodsまで、アップルのイヤフォン製品のデザインはその時代を象徴してきた。

もちろん、デザインが優れていただけではなく、機能性にも優れていた。アップルの有線イヤフォンはボタンの数が少なく、手探りでも分かりやすく、使いやすかった。

AirPodsのワイヤレスコントロールも優れており、1つを耳から外すと再生を一時停止し、戻すと再開する。さらに両方を外すと再生を完全に停止するといった機能を備える。そのほか、タップ操作でSiriを起動したり、曲をスキップするなどの設定も可能。

アップルにとって好都合なのは、AirPodsと違って、必ずしもまたゼロから新製品を開発(もしくは再発明)しなくても、オーバーイヤー型ヘッドフォンをヒットに導けること。

まだ発表前だが、すでにアップルのヘッドフォンには有利な条件が数多く揃っている。

まず、アップルには熱心なファンがいる。そしてコンシューマー向けハードウェア製品については確かな評価を得ている。

またアップルには魔法のようなH1チップがある。この秘密兵器を備えた第2世代AirPodsは、他のアップル製デバイスと瞬時にペアリングできるほか、長いバッテリー寿命と広い通信範囲を誇る。

さらにアップルには他社にはない(そして、他社が簡単には真似できない)強みがある。アップルのエコシステムだ。個々のアップル製品は、他のアップル製品と併用することで一層そのクオリティーを増す。

ほとんどの人はAirPodsを、他のBluetoothヘッドフォンと同様にiPhoneにペアリングして使っているだろう。だが、Apple TVユーザーなら、AirPodsを使って映画やテレビ番組を視聴し、さらにはSiriを使って再生、字幕表示などを操作できる。これは、他のワイヤレスヘッドフォンではできない。

またAirPodsは、複数のデバイス間で即座に接続を切り替えることもできる。筆者は通常、iPhoneとペアリングしているが、家にいる時はApple TVかMac miniにペアリングすることが多い。Apple Watchとペアリングするのも便利。

オーバーイヤー型ヘッドフォンは製品のタイプが異なるだけで、AirPodsと同様の機能を備えることになるだろう。多くの人は目玉機能として、ノイズキャンセリングを期待している。ハイエンドヘッドフォンの証とも言える機能。

アップルが基本的な機能はもちろん、さらにそれを超える、まさに“ディファレント”な体験を提供できるのかどうかは興味深い。おそらくアップルは、2017年に事業停止したオーディオメーカー、ドップラー・ラボ(Doppler Labs)のように、車や電車など消したいノイズの種類を選択し、人の声などを強調できる機能を搭載するのではないだろうか。

たとえアップルのヘッドフォンがデザイン的に特筆するものがなく、未来的な機能を備えていなくても、次の2点だけは予想できる。ヒット商品になること、値段が高額になることだ。

初代AirPodsは、160ドル(約1万8000円)、第2世代モデルは、ワイヤレス充電ケース付きで200ドル(約2万2000円)。つまり、噂されるヘッドフォンが350ドル(約3万9000円)以上になっても驚いてはいけない。最高級ヘッドフォンの現在の市場価格はそれくらい。

アップルは2018年、製品の価格を全般的に引き上げた。その傾向が続いたとしても不思議ではない。特に人気の高い分野で初めての製品を出すと考えれば、相応の価格となることが予想される。

[原文:Apple is rumored to release a pair of high-end headphones this year ― here's everything we know]

(翻訳:高橋朋子/ガリレオ、編集:増田隆幸)

最終更新:4/13(土) 20:10
BUSINESS INSIDER JAPAN

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