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「中高生は無月経にならないのが一番」  来ないのは体のSOS、将来にも悪い影響

4/13(土) 17:11配信

時事通信

月経の悩み、ありませんか  スポーツ女子が健康を守るための基礎知識

 スポーツをがんばっている中高生の皆さん。これから部活で新しい運動を始めようと考えている皆さん。思春期の女子に特有の月経(生理)の悩みはありませんか。

 月経は女性の健康のバロメーターです。毎月きちんと来ていたのに、3カ月以上も止まる「無月経」状態になったら、体の「SOS」サイン。無月経の原因は人によってさまざまですが、スポーツ女子に多いのは「体の利用可能エネルギー不足」です。

 産婦人科医で聖路加国際病院副院長の百枝幹雄先生は「一生懸命トレーニングをしたら、それに見合うだけ、食事をたくさん取って栄養管理をしないと、体のエネルギーが不足し、無月経になる恐れがあります」と注意します。

月経は体の成熟示すサイン

 思春期の女子は、最初に胸がふくらみ始め、皮下脂肪が付いて、だんだんとふっくらした体になっていきます。

 「個人差はありますが、平均で身長の成長ピークは11.2歳、初めての月経(初経)は12.4歳。基本的には、体に栄養が行き渡り、脂肪が蓄積(ちくせき)されて初めて、月経が来るようになります」(百枝先生)

 皆さんも知っているように、月経には、妊娠のための排卵の仕組みが深く関わっています。女性としての体の成熟を示すサインです。

 月経が安定して来る女子の場合、おなかの中では、脳からの指令を受けた卵巣から、ほぼ毎月1回の排卵期に卵子が飛び出しています。その卵子がタイミングよく、男性の精子と出合うと受精して、受精卵が誕生します。

 それまでに、赤ちゃんを育てる「ゆりかご」となる子宮の内膜は、受精卵の着床に備えて厚くなっています。実際にうまく着床すれば「妊娠」の成立です。

 排卵後2週間たっても妊娠が成立しないときには、子宮内膜は出血とともにはがれ落ち、体の外に出てきます。これが「月経」です。

 ところが、成長のためにもきちんと食事を取らないといけない思春期、運動したら、その分だけもっと食べないと、体はエネルギー不足になります。そうなると、脳からの指令もとどこおり、排卵と月経のサイクルが乱れ、無月経になってしまう恐れがあり、健康にさまざまな悪影響が出てきます。

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最終更新:4/17(水) 11:36
時事通信

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