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教室に障害児が……親の「本音」当事者じゃないとわからない? 「寛容」ができる社会、身につけられるため

4/16(火) 7:00配信

withnews

 障害児の就学には、様々な意見があります。特に、通常学級で障害の有無にかかわらず一緒に学ぶことについては、ネット上で否定的な声が目立つこともあり、健常児と障害児の教育を巡る考え方の溝は深いようです。「当事者にならない限り知ろうしない」という健常児の親たちの現実的な空気感、「こんなやりがいのある育児はない」と考える障害児の親の声も。「インクルーシブ教育」への向き合い方について、今回取材した人たちから改めて寄せられた意見から読み解いていきます。

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「積極的にインクルーシブ知ろうと考える保護者少ない」

 「『地域に認められるまで10年』 障害児の就学で感じた『親の責任』」(https://withnews.jp/article/f0190405004qq000000000000000W07q10101qq000018944A)では、通常学級で障害児が一緒に学ぶ環境を取り上げました。

 記事で取り上げた「グレーゾーン」と思われる同級生の子どもとのトラブルに悩む東京都の主婦(47)からは、こんな意見が届きました。

 「今回の取材をきっかけに色々な立場の話を知ることができたことは、私にとって、とても有意義でありました。ただ、当事者(経験者)にならない限り、積極的にインクルーシブ教育を知ろうと考える保護者は少ないのではないでしょうか?」

 そして、こう疑問を投げかけます。

 「建前上、『多様性を認めよう!』『お互いを認め合おう』と言っても実際には誰か(学校、教師、教育委員会)がやってくれればいいと思うのが現状(保護者)なのかと思います。それはママ友と話していて感じたことであり、自分の過去を振り返って思い当たったことです」

 障害児の就学には、地域よって受け入れ体制に違いがあるのが現実です。障害も個人で違います。約40人の当事者に取材をして知ってほしかったのは、障害を持つ親が学校選びにおいて抱える様々な悩みです。それを理解しなければ、障害がない子どもの親と障害がある子どもの親、教師らが議論しても限界があると感じたからです。

 メールの後半、主婦は「それでも、何もしないままで良いとは思っていません。障害を持ち悩む子どもたちが、その障害に合った教育の場(方法)が増えればいいと思います」とつづっていました。溝を埋めようという気持ちがないわけではありません。

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最終更新:4/16(火) 7:00
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