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トンガ・サモア系米国人のトニー・フィナウ はしゃぎ過ぎの捻挫から1年で「夢がかなった」の真意

4/14(日) 12:10配信

ゴルフ情報ALBA.Net

<マスターズ 3日目◇13日◇オーガスタナショナルGC(米国ジョージア州)◇7475ヤード・パー72>

去年はこんなことがありました…【写真】

トンガ系米国人でサモアの血も入るトニー・フィナウがこの日のベストスコアタイ「64」をマークし、タイガー・ウッズ(米国)と同じトータル11アンダーの2位タイに浮上。首位のフランチェスコ・モリナリ(イタリア)、ウッズとの最終日最終組対決に挑む。

平均飛距離310ヤードを超える超長距離ヒッターで、期待のニューカマーといわれてきたフィナウ。2015年にプロ転向し16年の「プエルトリコオープン」でツアー初優勝を果たしてからは未勝利。昨年はメジャー3大会でトップ10入りと、ビッグタイトルにも近づいてきているが、今回もまた大きなチャンスを手に入れた。

「マスターズ」出場は昨年に続き2回目だが、その昨年大会は、水曜日のパー3コンテストでホールインワンを達成。喜び勇んでかけだした瞬間、湿った急斜面に足をとられて左足をひどく捻挫してしまった。本戦に出場したものの、腫れ上がった足首に痛々しさを感じた。そんななかで、終わってみれば10位タイ。まさかのできごととして、大きく取り上げられた。

そんな経験を踏まえて、「健康で1番ホールに立てることがとてもうれしい。去年は変な感じだった。ケガもあってプレッシャーがなくなったのはあったけど、勝てるチャンスはなかった」と、アクシデントにめげずに4日間戦い抜いたのは評価したが、本当の優勝争いを心待ちにする。

心待ちの理由は、健康で戦えるからだけではない。最大の理由は「夢がかなった」というウッズとのラウンド。「マスターズ」の最終日、悪天候予報のおかげで3サムとなったからこその夢実現。「タイガーと戦いたかったから、信じられない」と、少年のころからの夢を早口でまくし立てた。

ウッズが大会初制覇を果たしたのは1997年。「はじめて見たトーナメントが97年のマスターズだった。子どもの僕にとって、タイガーが圧倒的な強さで勝ったのが、なぜか響いたんだ。そして、その年の夏にゴルフを始めたんだよ」。今年の「ファーマーズ・インシュランス・オープン」予選ラウンドで試合での初ラウンドを果たしたが、「メジャーの最終日に回ることが長年の夢だったから最高の気分」と、あすは忘れられぬ一日となりそうだ。

南太平洋の太陽のように、常に明るくゴルフを楽しむ陽気なフィナウ。「リラックスして楽しむのが僕らの文化。それがメジャーの優勝争いでも役立つと思う」。ウッズに憧れたゴルフ少年が、ついにそのヒーローを倒すときがきた。(文・高桑均)

(撮影:GettyImages)<ゴルフ情報ALBA.Net>

最終更新:4/14(日) 12:10
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