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安倍首相が「桜を見る会」開催 桜田氏失言騒動、火消しに躍起

4/14(日) 5:30配信

スポニチアネックス

 安倍晋三首相は13日、東京・新宿御苑で開催した恒例の「桜を見る会」であいさつし、東日本大震災からの復興に関し「私たちが一丸となり、被災地の皆さんが安心できる生活を取り戻せるよう全力を尽くす」と強調した。桜田義孝前五輪相が復興よりも自民党の同僚議員が大事だと失言し、10日夜に事実上の更迭をしたばかり。被災者へのコメントをしたことで、永田町では「首相は火消しに懸命なのだろう」との見方が広がった。

 出席したのは政財界の要人ら約1万8000人。安倍首相は人気子役の寺田心(10)、元サッカー女子日本代表でタレントの丸山桂里奈(36)、歌舞伎俳優の市川猿之助(43)らと記念撮影。新元号の「令和」を巡っては「今咲き誇る花のように、それぞれの花を咲かせることができる時代を皆さんで一緒につくっていこう」とアピール。「平成を 名残惜しむか 八重桜」との俳句も披露した。

 満開の桜の下で笑顔だったが「忖度(そんたく)」発言が問題視された塚田一郎元国土交通副大臣、桜田氏と更迭が相次ぎ、政権にとっては痛手。衆院大阪12区、沖縄3区の補欠選挙に関する共同通信の情勢分析では両選挙区で自民が苦戦。自民陣営関係者は「野党から街頭で失言を攻撃されていて大変だ」と悲鳴が上がる。

 7月の参院選を前に関係者によぎるのは、16年の参院選で東日本大震災で被災した青森、岩手、宮城、福島の選挙区で自民党が全敗していること。党関係者は「この日はよりによって“桜”。“桜”田氏のあの発言が多くの人の頭に浮かんでしまうかもしれない」と困り果てた表情だ。

 14日には首相は福島県の大熊町役場新庁舎や東京電力福島第1原発などを訪問。政治アナリストの伊藤惇夫氏は首相の言動の裏側について「夏の参院選を前に東北の組織に強い危機意識があること」と指摘した。

 ≪大阪補選応援は進次郎氏≫自民党の小泉進次郎厚生労働部会長は13日、補選の応援で大阪府寝屋川市の街頭に立ち、立候補した自民新人への支持を訴えた。党は当初、首相が13日に応援に入る方向で調整していたが見送っていた。関係者は「維新に勢いがあるとの情報を得たため、首相が入るタイミングを再考した方がいいとの考えが周辺に出たようです」と話している。

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