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カブトムシの角の解明に前進 基礎生物研究所などが形成時期を特定

4/14(日) 14:07配信

産経新聞

 カブトムシの角が雄のように育つかどうかは、幼虫からさなぎになる間の特定の時期に決まることを基礎生物学研究所などの研究チームが突き止め、米専門誌に発表した。

 カブトムシが体内に持っている角の基となる器官が育つかどうかは、幼虫とさなぎの中間期である「前蛹(ぜんよう)」という状態のときに決まるが、具体的にいつ決まるかは不明だった。

 性の決定に関わる特定の遺伝子が働くと雌に、働かないと雄になる。チームは幼虫が頭部を緩やかに振り始める時期を前蛹の始まりと位置づけ、その前後の雌に性の遺伝子を働かなくする薬剤を注射する実験を行った。

 その結果、前蛹になる7時間前に注射したときだけ、成長後に雄のような角が生えた。薬剤は注射から36時間後に効果が出るため、角の有無が決まるのは前蛹になってから29時間後と結論づけた。

 同研究所の新美輝幸教授は「この時期に他の遺伝子がどう働くかも調べれば、カブトムシが角を獲得した経緯が分かるかもしれない」と話している。(伊藤壽一郎)

最終更新:4/14(日) 14:07
産経新聞

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