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熊本地震から3年 “ツイッター市長”のSNS防災術

4/14(日) 10:20配信

ウェザーニュース

モットーは『明るく、元気に、前向きに』

Q.大西市長がツイッターで心がけていることは?
 「無理をしないこと。とにかくつぶやくときには衝動的にならず、慌ててつぶやかないことです。10万人以上のフォロワーがいますので、拡散力はすさまじい。やっぱり間違った情報を発信してしまうと悪影響というのはとても大きいので、表現的にどうかなと思うときには一晩寝かせることがあります。

 ツイッターって愚痴とか、相手を非難したりするツイートも見かけますけど、私はそれはやらない。できるだけ『明るく、元気に、前向きに』ツイートを見た人があまり不快に感じないよう元気になれるよう心掛けています」

Q.140字で効果的に伝えるには?
 「140字で伝えられることはどうしても限りがあります。文章が短いと言葉が強くなりがちです。ですからネガティブなメッセージは伝えにくいと思っています。ある有名人が自筆のお手紙を写真に撮って貼りつけてツイートしていたのは、デジタルな時代に人間味がありジーンとして伝わるなと思いましたね」

Q.“ツイッター市長”のルーツはいつからですか?
 「21年前、まだインターネットが普及していない頃に自分で苦心しながらホームページを立ち上げました。政治家は遠い存在だと思われていたので、インターネットを活用して政治をもっと身近に感じてもらいたかったんです。『今日のひとりごと』を始めたのは、1998年頃からだったと思います。やがてブログが出てきて、ツイッターへとつながっていきました」

Q.ツイッターを活用するきかっけは?
 「私の公約のひとつに熊本市の花火大会復活がありました。ところが花火大会当日(2015年8月29日)の天気予報はあいにくの雨。順延の判断をし、市のホームページから発信したところサーバーがパンク。

 困り果ててツイッターを見たら、『今日の花火大会はどうなっているんですか?』『開催するんですか?』と問い合わせが殺到していたんです。『あっ、そうだ、ツイッターがあった!』。さっそく『今日の花火は残念ながら、明日に順延します』とツイートしたところ、リツイートの広がりの凄まじさを実感したのです。その日のトレンドは花火大会が1位になっていました」

Q.災害時のツイッターの活用法は?
 「まだ発展過程にあると思っていますが、ひとつはハッシュタグでつぶやくことによって減災情報の切り口で日本全体の危機管理意識が高まるのではないかと感じています。ほかの地域や人の様子で安心する部分や気づきががわかりますから。ウソも多いが、ホントも多いのがツイッター。

 情報をしっかり選択できればツイッターは有効なツールです。そのためにも普段から信頼できるメディアを見つけておくことも大切です。そうした発信者を見つけておけば有事の際の助けになるのではないでしょうか」

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最終更新:4/14(日) 10:20
ウェザーニュース

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