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熊本地震から3年 “ツイッター市長”のSNS防災術

4/14(日) 10:20配信

ウェザーニュース

公共施設やインフラは100%復旧

Q.全国市長会の防災対策特別委員会委員長を務めておられますね。
 「『災害に遭って一番困ったことは何ですか?』とよく質問されます。行政レベルでは、ペットボトルの水1本配ることが容易ではありません。道路が通行できないと肝心の物資が届けられないのです。行政の力だけでは限界がありますから、スーパーやコンビニと連携して、被災した時に備えて流通備蓄という体制づくりを進めています。

 自助の面では『ローリングストック』(日常生活で消費しながら備蓄する)という方法が適しています。市民へのアンケートで震災前は備蓄3割でしたが、震災後は8割になりました。自分の身は自分で守るためにも最低3日~1週間はしのげるようにしたいですね。備蓄が多いと近所の人を助けることもできて、共助がしやすくなります。自助共助ができれば、そのあとに公助が来た時により効果的になります。これからの防災・減災を考える上で大事な点だと思います」

Q.熊本地震の復興状況は?
 「人口74万人の熊本市で、ピーク時には避難所だけで11万人以上、その他に車中泊、軒先避難を含めるともっと大きな数になりました。現在、公共施設やインフラは100%復旧しています。しかし、今年3月末でも4,017世帯の方々が仮設住宅で暮らしています。こうした方々の恒久的な住まいの再建をはじめ、住まい確保後の生活支援に全力で取り組んでいるところです」


 ツイッターを駆使して市民とのコミュニケーションを積極的に実践している大西一史市長。震災という非常時にSNSで流される虚実入り乱れる情報の見分け方や不的確な二次情報を拡散しない心得を聞くことができました。

 私たちの日本列島は自然災害がいつ、どこで発生するかわかりません。そんな時に私たちはさまざまな情報とどう向き合うのか、心に深く刻んでおきたいものです。

ウェザーニュース

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最終更新:4/14(日) 10:20
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