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バレー界のイニエスタ、ミハウ・クビアク(パナ)が語る「日本のバレーは良くないと口々に言われたこともあるが、日本に来て3年間で、世界選手権を連覇してベスト6にも選ばれた。それが答えだ」前編

4/14(日) 9:03配信

バレーボールマガジン

パナソニックパンサーズでプレーする、ミハウ・クビアク選手にお話を聞きました。クビアク選手は、2018年9月にイタリアとブルガリアで開催された世界選手権で、連覇を果たしたポーランド代表チームの主将をつとめています。昨季のパナソニック3冠の大きな原動力となりました。トリッキーで自由なプレーは日本のファンの心をつかみ、多くのファンが日本でのプレーを喜んでいます。

世界選手権連覇について

――まず、世界選手権を連覇して、どう思いましたか。

クビアク:非常にいい結果だったのは間違いなくて、それに向けてずっと調整し続けてきました。(世界選手権を)連続して優勝できるチームはそんなになくて、簡単にはできないこと。イタリアとブラジルとポーランドが今回それを成し遂げて、それを祝う式は実は先週(1月中旬)くらいまであったんです。日本にいるから出席できないですけど。

世界選手権でメダルをとったというのは「道のりの過程」であって、自分がバレーボールを始めてから、オリンピックで金メダルをとるというのが目標だから、それをとらずにはナショナルチームを終えることはできません。ただ、オリンピックで金メダルをとるには、世界選手権で戦ったより更に上のレベルの戦いをしなければならないだろうと思います。

――世界選手権の途中で、体調を崩してポーランドチームも勝てない時期がありましたが、振り返って。

クビアク:突発的に起こったもので、熱が39度から40度くらい出ました。家に帰ろうかなと思うくらい、非常に辛い期間でした。抗生物質もとっていたのですが、なかなか熱が下がりませんでした。そのあとでとった薬はよく効くもので、それを提供してくれたドクターたちにも感謝しています。早い復帰ができたのはドクターたちのおかげでした。

ポーランドだけではなくて、キープレーヤーがプレーしないとなかなか勝てないのはどのチームでもあることです。パナソニックでも同じで、1年目に自分や清水(邦広)選手が負傷したときに勝ち星がのびなかったですし、この前の天皇杯でも自分が負傷したときに負けてしまったし、自分が故障することは勝敗に結びつくので、そこは気を使ってケアしています。

――空港での大歓迎を受けてどう感じましたか。サプライズの国旗のケーキは美味しかったですか?

クビアク:小さい頃から、ナショナルチームでプレーするのはすごく誇りで名誉なことだと思っていますし、それに向けてトライしています。今回はナショナルチームで、なおかつキャプテンで、成し遂げたことです。バレーボールは自分の「仕事」ですし、「仕事だからやる」というスタンスの人もいますけど、自分は「仕事」でもあり、「好きなことをやっている」と考えています。ただ、家族もいて父親でもあるので、家庭での役割も果たさないといけないですね。

空港で出迎えを受けたときは、見たこともないくらいたくさんの人が来てくれて、お祝いをしてくれました。空港について、大勢のファンに出迎えてもらったときは、コートでやっているときに見たよりも、多くの人たちに応援してもらえているんだと感じました。決勝は4000万人が視聴してくれていたそうなのです。会場にいる人たちだけでなく、大勢のファンに応援してもらえているということは、帰ったときに声をかけてもらってわかることですから、「すごいことをしたんだな」という気持ちでした。
(空港でのポーランド代表出迎えの様子)

国旗のケーキ…? 思い出しました! 見た目より美味しかったです(笑)

――ポーランド代表のキャプテンとして、チームを率いるために今まで心がけて来たのはどんな事ですか?

クビアク:一つだけ気にしているのは、なにか問題が大きくなって解決できなくなる前に、一つ一つ解決するようにしています。選手同士でなにか問題があれば、顔を合わせて話をして、心を開いてしっかりと話ができると思います。お互いが感謝しあって、リスペクトし合う関係が作れると思います。

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最終更新:4/14(日) 9:03
バレーボールマガジン

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